就職説明会 Q&A②

今回は、実際に以前の就職説明会でアンケートに書いて頂いた質問や、個別面談で出た質問を、現場の看護師さんに答えてもらいました。

Q1:入職してどのくらいのペースで仕事を覚えていったのか?

各々のペースに合わせて・・・と言う状況です。経験年数の違いや、それぞれの家庭環境、個人個人の性格などもありますので、「不器用だから・・・」「物覚えが悪いから・・・」などと言う心配事があっても、大丈夫!と言う環境を整えつつある状態です。

Q2:国家試験で勉強する内容で、仕事を始めてからも必要なものは何か?

恐らく、全てが必要な内容であるから勉強をしなければならなかったのでしょう・・・。特に解剖生理は体の構造を理解するために必要不可欠でありましたが、学生時代には正直苦手だった人も多いのでは無いでしょうか。私もそのひとりです。そして、臨床に出てから苦労・・・(^_^;)臨床に出てからも、看護師の仕事は一生勉強!みんなで頑張って勉強しながら、過ごしているところです。

Q3:仕事を始めてから、どのようなことをどれくらい勉強しなければならないのか?

配属された部署のオリエンテーションを受け、1日の流れやタイムスケジュールを知ってもらった上で、その部署の特殊性のあるスキルや知識を段階を追って、先輩の指導の下、学んでいきます。医療知識は日々進歩していますので、その都度勉強していく必要があります。3か月後、6か月後、1年後にフォローアップ研修があり、悩みなどを相談し合える場を設けています。1年で配属部署の業務が把握でき、独り立ちできるよう、全スタッフが協力して指導を行っています。

Q4:1日を通しての忙しさはどのような感じなのか?

病棟では、午前中は患者様の検温や保清を行います。それと同時に、患者様の検査への送迎、入院患者様の対応、緊急の処置や手術があればその対応もあり、忙しいです。午後からも同様ですが、午後は特殊検査や手術が主で、内視鏡的な手術や、心臓カテーテル検査、整形外科の手術、消化器外科の手術が行われているため、それに応じて各部署が動くことになります。

夜間帯は、緊急で内視鏡的な手術や心臓カテーテル検査、心臓血管外科の手術、消化器外科の手術が入ることがあります。二次救急に指定されており、夜間に入院患者が複数人発生することもあります。

Q5:夜勤では何時間ねむれるのか?規定はあるのか?

2時間の休憩をとるように義務付けられています。その夜間帯の忙しさに合わせて、各自で交代して休憩や仮眠を取っています。

Q6:透析はあるのか?

月・水・金曜日は午前・午後、火・木・土曜日は午前のみ透析を行っています。病床数は23床です。入院患者様で、緊急に透析を要する患者様が発生すれば、調整して透析をすることもあります。詳しくは、ホームページをご覧ください。

Q7:院内でも勉強会はあるのか?

年間を通して、医療安全や感染について、看護必要度、輸血について、情報管理、など院内全体必須研修があります。その他、看護部では、クリニカルラダー別研修があります。ラダー別研修は、毎年内容が少しずつ変わりますが、研修会毎にアンケート集計し、スタッフが何に関心を寄せているのか調査し、次年度に反映出来るようにしています。特に人気の院内研修は、理事長が講師をして下さる「膠原病」に関する研修です。院内教育委員会主催の研修の中で、一番参加率の高い研修です。シェーグレン症候群やANCAについてなど、幅広い学習内容となっています。

理学療法科主催で腰痛体操(スタッフ向け)を行ったり、薬剤科主催で薬剤に関する研修もあります。

Q8:他部署やDr.との関係はどのような感じなのか?

108床の病院で、規模的にはこじんまりした病院です。ですので、お互い顔の見え易い環境にあります。大きな病院ですと、目的地(人)に到着するまでに時間を要しますが、数分以内には到着!コミュニケーションがとりやすい環境であると言えます。

私は消化器・整形・膠原病病棟の看護師ですが、週に一度は消化器カンファレンスが開催され、現在は医師が中心となり、術前カンファレンスを開催しています。栄養科スタッフや、薬剤師、放射線技師、検査科スタッフなど時間を作り各部門スタッフが参加し、情報の共有が行われています。

年に二回開催される、「新人歓迎会」(何故二回も?と思われるかもしれませんが、中途入職の方がいるためです)。「忘年会」「BBQ大会」など院内全体の様々な会もあり、他部署との交流の機会となっています。

Q9:Dr.との連携はうまくいっている?きちんと指示をくれるか?

若先生方(年齢のお若い先生方)は電子カルテの指示簿に必要な指示をすべて入力してくださいます。

若干、年齢のお高い先生方からは、時々、口頭で指示を受けることもありますが、その分、看護師は、ざっくばらんに先生に質問したり、情報交換をしています。・・・時々、「馬鹿もーん」と叱られることもありますが、ご愛嬌。

Q10:手術は週にどれくらい行っているのか?

週単位でのご報告は、難しいのですが、昨年度の実績ですと、消化器の手術が64件、整形外科の手術が39件です。時期的には、ばらつきがあり、緊急手術が立て込むような事もあります。

Q11:プリセプターはどのような基準でつくのか?

当院には新人看護師の入職は少なく、ブランクナースや結婚・出産などで生活環境が変化した既卒看護師、当院に魅力を感じてくれた既卒看護師、と様々な経験年数の看護師の入職があります。

ですので、プリセプターの設定は、入職者の経験や方向性を考え、相談役として病棟内で適しているであろうスタッフを選定しています。新人のみならず、既卒看護師にも相談役として選定しています。

Q12:教育体制がよくわからない。ラダー制はあるのか?運用されているのか?

クリニカルラダー制による看護教育体制をとっています。年間の教育研修としては、院内全体の勉強会のみならず、ラダー別の研修も年に数回程度ではありますが、運用しております。内容については、見直しの必要性も感じているのは事実ですが、今後の課題ですと回答させていただきます。

Q13:心外、循環器のナースは厳しい人、怖い人のイメージがあるがどうなのか?

「それは、勘違いでは無いでしょうか?」と言う声が、ところどころから聞こえてきまし

た。確かにピリピリした印象をお持ちの方も多いかもしれません。患者の命を守るため、厳しくなる事はあるかもしれません。しかし、現場を離れれば、違った印象に変化します。あなたのお持ちのイメージを払拭させるために、一緒に働いてみませんか?(^-^)~

Q14:心外オペの回数は?

毎週水曜日が心外手術の予定日となっています。

 

 

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