あなたのハート、お守りいたします

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「あなたのハート♡お守りいたします」

寒い日がまだまだ続きますが、皆様お元気にされていますでしょうか。

冬には狭心症や心筋梗塞の患者様が増えます。
冠動脈と呼ばれる心臓を栄養している血管が、細くなったり詰まったりして起きる病気です。
激しい胸の痛みや左肩の痛み・中には歯の痛みや咽の詰まった感じを訴える患者様もいらっしゃいます。
寒暖の差が大きい時や激しい運動、病状によっては寝ている時にも起こる患者様もいます。

みどり病院2階病棟は循環器疾患の専門病棟です。
ですから冬場は2階病棟の出番なのです。
そして、2階スタッフとともに活躍しているのが、心電図モニターです。
何かの病気や検査で入院したことがある方の中でも、「心電図つけさせてくださいね~。」と看護師に言われ、シャツをペロンとめくられて、胸に3つ電極と呼ばれるものをつけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビの中でも時々病室の風景と一緒にピコ、ピコと患者様のそばで心臓の鼓動を刻んでいる、そう「アレ」です。

2階の看護師詰所には、16台の心電図モニターがあります。
季節を問わず、心臓の手術後や不整脈の治療などで常に稼動していますが、冬のこの時期は更に心電図モニターを着ける必要のある患者様が増えます。
時には心電図モニターの取り合いになることもしばしばあります。
循環器病棟である以上、心電図モニターが稼動していない日は100%ありません。

心電図にも個性があります。
患者様によって、のんびり動いている心臓・せわしなく動いている心臓、気まぐれに動いている心臓など波形はいろいろです。
詰所にいるナースは常に心電図モニターに気を配ります。
患者様の心拍数は?規則的に脈打っているかな?異常がないかな?などなど観察しています。
もちろん心電図波形を読まなくてはなりませんので、それなりのスキルは必要になります。
でもこの心電図モニター、エライんです。
ちゃんと異常を教えてくれるんです。
時々けたたましく異常を知らせるアラームが鳴ります。
一斉にナースの目が心電図モニターに向きます。

「!」

ナースが一斉に詰所を飛び出して、患者様の元に走ります。
こうして異常を発見された患者様は無事に治療が早期に行われます。
ですから心拍の異常をいち早く発見し、患者様のいのちと看護師をつなぐ大切な機械なのです。

但し、時々心電図モニターの(患者様の?)いたずらに驚かされる事もあるのです。

いつものように異常を知らせるけたたましいアラームに、患者様の元に駆けつけるナース、
「○○さん!だいじょうぶですか?!」
「・・・へ?」
心電図モニターの電極が取れただけでした。・・・とか。

規則的に大きく揺れる不整脈を知らせる波形に大慌てで駆けつけてみると・・・
患者様は鼻歌まじりに、ご機嫌で歯を磨いていました。
歯ブラシする腕が電極に規則的にあたっていて、ノイズを発生していただけでした。・・・とか。

患者様が電波の届かない場所まで逃亡を図った・・・とか。・・・うわぁぁぁ !

力の抜けるようなできごとも多い、そんないたずら好きな心電図モニターなのですが、皆様のハートをお守りする上で看護師の大切な相棒なのです。

患者様のそばに看護師がいなくても、心電図モニターを通して看護師の存在を感じてくださったらうれしいです。

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