日常業務の中で気付かなくてはいけない事、気付いてほしい事~患者さんからのサイン~

みどり病院に看護助手として入職して6年が過ぎました。日勤帯の勤務をしてきましたが、今年度に入り、夜勤勤務も行うことになりました。みどり病院へ入職する前も看護助手として働いていて夜勤の経験はありました。けれども、8年ものブランクがありました。

夜勤帯の業務は、日勤帯とは違い、スタッフの人数も少ない分、コール対応や患者さん、看護師さんとのコミュニケーションや連携が大事で、責任感も大きく、緊張と不安がありました。それでも、私自身、長年看護助手として働いてきたので、「何も恐れることはない、やってみよう!頑張るぞ!」と奮起し、取り組むことにしました。

看護助手は、看護師さんが働きやすいように動くことが大事だと思います。夜勤をしていく度に、看護師さんから色々と教わったり、気付いたりすることがありました。

まず、病室から聞こえてくる『物音』『声』です。昼間も音や声はしますが、スタッフの人数も多く、静かになる夜間ほどは気になりませんでした。夜勤中に、看護師さんから「音がした」「○○さんが何か言ってる」と言われ、病室に向かうと、ベッド柵を外していたり、「トイレに行きたい」とベッドに座っていたりと、いつもと違う患者さんの「何か」を伺えました。

また、テーブルやお茶などの『位置』にも気付かされることがあります。介助が必要な患者さん、必要でない患者さんによって、ベッド周囲のお茶やテーブルなどの物品の位置に注意が必要です。患者さんが、お茶を飲もうとして手が届かなくて、ベッドから滑り落ちる可能性があります。転倒を予防するためのセンサーマットの位置も注意が必要です。

看護師さんから指導していただき、気付かなくてはいけない事、気付いてほしい事に患者さんからの『物音』『声』、物品の『位置』は患者さんの状態や危険の可能性を教えてくれるサインだと学びました。これは夜勤帯に限らず日勤帯にも同じことが言えます。今後も、指導して下さった看護師さんの教えや気付きを忘れず、病棟患者さんを担当する医療スタッフの一員として、これからも患者さん一人一人に配慮の行き届いたケアをしていきたいです。