3階病棟(消化器・膠原病・整形外科病棟)と薬剤師の関わり

薬剤科

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当院には、2階病棟と3階病棟の2病棟があります。
2階病棟は循環器病棟で、心不全や不整脈、心臓弁膜症など、心臓に疾患を持つ患者さんが入院されています。
一方3階病棟は、消化器・膠原病・整形外科の混合病棟で、様々な疾患を持つ患者さんが入院されています。
各病棟には、病棟担当薬剤師がいます。
又、それぞれの患者さんには、看護師と同じ様に担当の薬剤師を付けています。
前回は、2階病棟の担当薬剤師さんの話しを聞きましたが、今回は3階病棟担当薬剤師さんの話しを聞いてみましょう。

Q1)3階病棟の病棟薬剤師としての1日の業務で、3階病棟独特のものがあれば教えてください。

A.病棟担当薬剤師
基本的には、2階病棟とほとんど同じです。
病棟業務が始まって間もないので、2階担当薬剤師と相談、協力しながら業務を確立させていっています。

Q2)3階棟を担当して苦労する事はありますか?

A.病棟担当薬剤師
3階は様々な診療科が混合しているため、幅広く薬や病態について知っておく必要がある事だと思います。
しかしそれは、苦労することであると同時にとてもやりがいのあることだと感じております。
薬のことだけでなく、画像や検査所見、手術等について関連付けて勉強し、少しでも病棟で患者さんや医療スタッフに対し役に立てる知識を身につけたいと思っています。
薬剤師となって2年目、まだまだ勉強不足で迷惑をかけることが多いですが、1日でも早くチームの一員として貢献できるようにこれからも頑張ります。

Q3)理事長先生の専門分野である膠原病などでよく使われる薬は『ステロイド剤』ですが、何か注意する事はありますか?

A.病棟担当薬剤師
他の薬でも言えることですが、まずは急に内服を中止しないことです。
ステロイド剤を大量、または長期に服用していると、体内でステロイドホルモンを作り、分泌する機能が低下してしまいます。
そこで急に内服をやめてしまい、外からの補充が止まってしまうと、体内での濃度が急激に下がり、ステロイド不足となり、倦怠感や、吐き気、頭痛などの症状が出てしまうことがあります。
また、高血糖、高血圧、高コレステロールなどの副作用もあるため、もともと糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの患者さんにはとくに数値の変動に注意が必要です。
投与量が多くなると感染症のリスクが上昇するため、感染予防に対する指導や抗菌薬の予防投与を行います。

Q4)今までに経験した、心に残るエピソードがあれば教えて下さい。

A.病棟担当薬剤師
今までで一番心に残っているのは、患者さんの化学療法におけるレジメン(投与する薬剤の種類や量・期間・手順などを時系列で示した計画書)の作成に協力させて頂いたことです。
当院は大病院と違い化学療法の件数も少なく、全てのレジメンが揃っているわけではありませんし、過去に経験した症例数も多くはありません。
関わらせて頂いた症例では腎機能が低下していたため、その患者さんだけのレジメンを一から作成することになりました。
抗癌剤は他の薬とは違い患者さんの身体に大きく影響するため、主治医の先生や薬局長さん、お薬メーカーの方と相談しながら慎重に治療計画を立てました。
投与前には患者さんへ、パンフレットを用いて説明・指導を行い、さらに主治医より依頼を受け、使用する抗癌剤について、作用や注意事項などを他の医療スタッフに説明させて頂きました。
レジメン作成に協力する事で、少しですが治療計画に関われて患者さんの役に立てたかと思うと、とても嬉しかったです。
また大変貴重な経験となりました。 

ありがとうございました。
2階病棟の薬剤師さんと同様、日々勉強して頑張っておられるのですね。
今後もしっかり勉強して今以上にチームの一員として力を発揮して下さい。

今後は、順次各部署と薬剤科との関係をレポートしていこうと考えています。
お楽しみに。

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