神戸市立枝吉小学校の卒業式に参列して

事務局

20160502_secretariat_04
2016年3月24日(木曜日)午前10時~11時30分まで、みどり病院の近隣の神戸市立枝吉小学校の体育館で開かれた、神戸市立枝吉小学校の第38回卒業式に、みどり病院も来賓としてお招きを受け、参列しました。

今年は、卒業生は44名、在校生の出席は、4年生と5年生だけ(約80名)でした。
校長の話では、例年、1年生から6年生まで全校児童が出席してきましたが、低学年の児童たちが約1時間半の式典の長さにガマンができず、しばしば教師の手を煩わせるので、心静かに卒業生を送り出したい教師たちがバタバタして落ち着かなかったのだそうです。
そういう理由で、もともと各学年2クラス(ないし1クラス。1クラス20名強)しかなく、体育館は全校児童を十分収容できる大きさなのですが、4年生、5年生だけの出席という措置を採ったということです。
同じ神戸市西区の小学校でも、体育館が手狭で、全校児童(プラス保護者)が一堂に集まれるような小学校は少ないという話なので、これが常態なのかもしれません。
でも、ともに上級生を送り出したいという気持ちの現れか、黒板に「卒業おめでとう」と書いて、下級生による切り絵の顔が貼ってあるのを見て、微笑ましく思いました。

開式前にスライドショーを流して、卒業生たちの入学以来6年間の一コマ一コマを、コメントと共に映し出し、この間の卒業生たちの成長ぶりを列席者に振り返ってもらいました。

開式後、校長が、先年とは違った式場レイアウトの意味合いを紹介しました。
従来、卒業生も在校生も平土間で前方の舞台を向いて座り、左脇に居並ぶ保護者の顔が見えなかったのを、今回、式場に余裕ができたのを機に改めることにして、卒業生と保護者とが平土間で向かい合うように席を設けました。
そして、平土間の中央に、小さな演壇を作り、まさに保護者の目の前で、卒業生が校長から一人一人、卒業証書を手渡されるようにしました。
そして、卒業生の右そでに、4年生、5年生の在校生が並び、左そでに教師や来賓、地域住民が並びました。
これが、従来は、右そでに保護者が座っていました。
なかなか工夫しています。

卒業生は一人一人、それぞれの抱負を述べてから、校長から卒業証書をいただきます。
中学生になったら、どうしたいか。
野球部に入ってレギュラーになりたい、バスケットボール部やサッカー部に入りたい、友だちをいっぱい作りたい、料理が上手になりたい。

もっと将来は、話しかけられやすい美容師になりたい、レーサーになりたい、弁護士になりたいという女子児童もいました。
今時のことなのか、芸人になって人を笑わせたいとか、芸人さんの裏方になりたいという変わり種もいました。
このように、毎年、子どもたちの抱負を聞くのが楽しみです。

恒例の、校長の「はなむけのことば」は、次の2点です。
未来のことと、現在のことです。

未来とは、中学生になっても、今の友だちを大事にしようということ。
その積み重ねが、多くの友人を生みます。
手形や寄せ書きを横断幕に仕立てて退場口の上の壁に張り、それを指して、「友と共に」、「友(とも)に!」、「響(きょう)共(きょう)」。(なかなかシャレた韻を踏んでいますね。)

現在とは、これまで12年間育ててくれた親に「ありがとう」と感謝の言葉を掛けて下さいという、校長からの「おまけの宿題」です。
これは、卒業生が一人一人、保護者席の間を抜けて退場する際に、一輪の花を臨席した親に手渡すという、心憎い演出で実現させました。

また、これは例年のことですが、「門出のことば」は、卒業生一人一人が分担して口上を述べ、最後に、「谷川俊太郎『生きる』を6年生がアレンジ」したもの(末尾の「卒業」参照)を、卒業生全員で朗読して、幕を閉じました。

全体を通じて、合唱(「君が代斉唱」)に始まり、幕間に色々な歌を合唱し、合唱(校歌)に終わった、盛り沢山な式典でした。

このような卒業式に参列する機会を頂き、ありがとうございました。
(2016年3月24日記、事務局 津田明彦)

 

※「卒業」

卒業するということ
いま 卒業するということ

それは
ランドセルとさようならするということ
小学生じゃなくなるということ
中学生になるということ
ふっと友達との思い出を思い出すということ
親に感謝するということ
一つ大人になるということ

卒業するということ
いま 卒業するということ

それは制服
それは部活
それは先生
それは友達
すべての新しいものに出会うということ

卒業するということ
いま 卒業するということ
いま 桜が咲くということ
いま 最後のチャイムをきくということ
いま 友とわかれるということ
いま 涙がまぶしいということ
いま いまが過ぎていくこと

そして
最後の一歩をふみ出すということ
未来への一歩をふみ出すということ

メニュー