心臓弁膜症

みどり病院では、弁膜症手術に対して卓越した技術を持つ心臓外科医を中心に、循環器内科医師、心臓エコー検査技師、臨床工学技士、看護師が力を合わせて心臓弁膜症の治療を行っております。

僧帽弁逆流に対する弁形成術、大動脈弁狭窄症に対する人工弁置換術、三尖弁逆流に対する弁形成術、そして高齢者弁膜症に合併する心房細動に対するメイズ手術を多く行い、良好な成績を得ております。また当院では心臓弁膜症予定手術の多くに自己血貯血を用いることにより、「輸血をしない手術」にも積極的に取り組んでおります。

当院には地域の方々はもちろん、遠方からご相談に来られる方も大勢いらっしゃいます。これまで「心臓に雑音がある」、「心臓の弁に逆流(狭窄)がある」と医師に指摘され、最近になって胸の症状(息切れ、胸痛、動悸)が出てきたという方、どうぞ安心して私たちにご相談ください。

心臓弁膜症専門外来のご案内

みどり病院では、下記曜日にて心臓弁膜症専門外来を行っております。詳しくは外来のご案内(→ページへ)をご覧いただくか、みどり病院代表(電話番号:078-928-1700)までお問い合わせください。

月曜日(予約制):午前9時~12時
金曜日:午前9時~12時
担当医師:岡田

心臓弁膜症について

心臓弁の種類と名称

心臓には4つの弁、僧帽弁、三尖弁、大動脈弁、肺動脈弁があります。大動脈弁と肺動脈弁は半月弁、僧帽弁と三尖弁は房室弁と呼ばれています。これらの弁はそれぞれ心臓の4つの部屋の間にあって、良好な血液循環を維持できるように開放、閉鎖が速やかに行われています。図1に4つの弁を上からみた図を示します。心臓に返ってきた静脈血は右心房から三尖弁を通過して右心室に入り、収縮期に右心室から肺動脈へ拍出されます。同様に、肺で動脈化された血液は左心房から僧帽弁を通過して左心室に流入し、左心室から大動脈弁を通過して大動脈へと拍出されます。

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▲図1:心臓の4つの弁

心臓弁膜症の症状と重症度

心臓弁膜症とは様々な原因によって、弁の開放・閉鎖が障害され、心臓の機能に異常をきたす病気です。症状ですが、急性発症の弁膜症では突然の呼吸困難や動悸などが早期から出ますが、弁膜症の多くは慢性的に進行し心臓の機能が破綻(代償不全)するまでは無症状のこともよくあります。弁膜症の種類によっても、症状の出やすい弁膜症とそうでないものがあり、症状が出現するまでの期間にも差があります。

また、心臓の機能障害(特に左心室機能障害)は無症状の時期にも進行しますので、症状が出てからの外科治療では手術後の回復に問題を残すこともあります。従って、心臓弁膜症の重症度は、すべて心エコー図検査によって行われますが、日常生活における症状(参考 NYHA心機能分類)とは必ずしも一致しません。

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▲NYHA心機能分類:心臓病の患者さんの日常生活における活動能力を表す

心臓弁膜症の治療について

心臓弁膜症では一般的に長期的な観察からみて薬物治療の効果はないと考えられておりますので、治療としては良いタイミングで良い外科治療を選択することが極めて重要です。以下では頻度の多い弁膜症(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症)について、それぞれ診断、重症度評価、手術適応、手術の方法、手術後の遠隔成績を説明します。

大動脈弁狭窄症

僧帽弁閉鎖不全症-1

僧帽弁閉鎖不全症-2

大動脈弁閉鎖不全症

三尖弁閉鎖不全症

心房細動に対する外科治療 -メイズ手術-

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