抗凝固剤を服用中や足のむくみがある方などの血液検査

検査科

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血液をサラサラにするお薬を服用中の方・脚のむくみがある方・肝機能の評価など色々な目的で凝固系の検査をしています。
みどり病院・検査科の迅速検査として、凝固系検査機器(Sysmex CA 650)にてPT(PT-INR)・APTT・AT3・フィブリノーゲン・D-Dimerの5項目の検査を実施しています。
検査技師および看護士が外来処置室にて採血後、迅速に検査科まで検体を運び遠心分離後、測定を行っています。
測定時間はPT : 2分、AT3: 30秒、フィブリノーゲン: 100秒、D-Dimer:5分以内を目安に測定の後、結果を診察室へ報告しています。

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測定意義

PT(プロトロンビン時間)は、外因系凝固活性化機序を反映する検査です。
すなわち、凝固VII、X、V、II(プロトロンビンと同義)、I(フィブリノゲンと同義)因子の活性低下で、PTは延長する(INRは上昇)。
PTの測定を通じPT-INRの値を割り出しています。
PT-INRの正常値は1.0ですが、血液をサラサラにするお薬を服用中の患者様は2-3などの値でコントロールされていることが多いようです。
D-Dimerは播種性血管内凝固症候群によって産生されるため、本症を示す臨床検査として用いられる。 心房細動に伴う心房内血栓や大動脈解離、深部静脈血栓症などでも有用とされています。

PTが延長する(=INRが上昇する)病態

・ワーファリン内服中:ワーファリンはビタミンKの拮抗薬です。ビタミンK欠乏状態に伴い、VII、IX、X、IIの順番で凝固因子活性が低下します。VII因子が最も半減期が短く最初に低下します。
・ビタミンK欠乏症:APTTよりもPTの方が先に延長します。
・肝不全(肝硬変、劇症肝炎、慢性肝炎など):凝固因子は肝臓で作られるので、PTは、より敏感に延長します。
*血液をサラサラにする食べ物の代表格である納豆もPTを延長させます!!

Dダイマーが上昇する病態

・DIC(播種性血管内凝固症候群)
・深部静脈血栓症(DVT)、肺血栓塞栓症(PE)
・肝硬変症(大量の胸水、腹水)
・悪性腫瘍
・妊娠中

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