臨床工学科

近年、高度医療の技術が向上し、医療機器が発展して高度化かつ複雑化が進み、医療機器のスペシャリストとして臨床工学技士が出来ました。臨床工学技士とはMedical Engineer(ME)と呼ばれ、呼吸・循環・代謝に関する生命維持管理装置の操作および保守点検を行うことを業とする医療職種です。2019年度からみどり病院にも臨床工学科が設立され、日々地域医療に貢献しています。

臨床工学科のご紹介

当院のMEは常勤7名でベテランから新人まで在籍しています。当院の臨床工学科は1人当たり幅広い業務が出来るのが特色です。血液浄化業務をはじめ心臓カテーテル業務・アブレーション業務・ペースメーカ関連業務・在宅人工呼吸器関連業務・医療機器管理業務と院内の医療機器の管理メンテナンスに携わっています。

業務内容

血液浄化業務

当院は透析病床数24床で月水金は2クール 火木土は1クールで行っており、主に透析業務に携わっています。患者指導や治療に関わりながら人工透析装置の管理やメンテナンスを施行し、安心かつ安全に透析を行えるように心掛けています。他にもアフェレーシスや腹水濾過濃縮再静注法(CART)等の血液浄化療法も施行しています。

機器管理業務

毎日院内をラウンドし、機器の使用状況・取扱いについて確認しています。また、安心かつ安全に機器を使用できる様に使用前・使用中・使用後・定期点検を計画的に行っています。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル室では虚血性心疾患や不整脈等の心疾患に対する治療が行われています。私達はカテーテルによる冠動脈の治療補佐や、IVUS等のイメージング機器の操作管理もしています。また、当院はASOに対する下肢の治療やペースメーカの埋め込み、アブレーションなどの不整脈に対する治療等、幅広く支援業務を行っています。

当院入職希望者の方へのメッセージ!

主任Aさん

「みどり病院の臨床工学技士は当院での人工透析導入当初から1名在籍しており、そこから約20年の間に現在では人数も増え様々な業務も任せられるようになりました。更に今年度より臨床工学科が設立されたことにより、一人一人の業務に対する意識が高まってきたように思います。まだまだ若い部署ではありますが病院に貢献できるように日々精進していきたいと思います。」

新人Bさん

「普段の業務は忙しく覚えることも多く大変ですが、先輩方が優しく指導してくださり充実した日々を送っています。又、他職種の方々とのコミュニケーションも上手く取れており臨床工学技士の分野だけでなく視野の広い業務が出来ます。週末は院内で経験出来ないことを院外に出て積極的に学会やセミナーに参加し、そこで得た知識を日々の業務に活かせる様に頑張っています!」

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