健康寿命を延ばすために

医事課

20160222_medical-coding_01
先日、ある患者様が、飛び込み(急患)でいらっしゃいました。
60代の男性で、急に胸が苦しくなったと日本中が寒波に包まれ雪が降りそうなほど寒い日に、冷や汗をかいておられました。
来院されたのは16時過ぎでした。
夜間診の受付開始は16時30分ですが、その患者様(Aさんとします)のただならぬ様子に、すぐに診察ができるか、看護師に報告。
やはり、ただちに心臓のエコー(超音波)検査実施となり、急性心筋梗塞で、緊急カテーテル・ステント留置の処置が行われました。
Aさんは、車の運転中15時頃より突然の胸痛に襲われ、痛みが治まらないので、目に入った、みどり病院に、文字通り駆け込まれたそうです。
偶然駆け込んだ、みどり病院で、偶然、診察前の人が少ない時に、偶然、対応できる医師や設備があり、まさにAさんは命拾いをされたのです。
その逆を考えてみてください。
何もない山道で、やっと見つけた診療所は歯科だった…ぞっとします。

しかし、Aさんは本当に運が良かったのでしょうか?
また偶然にも、その前日、テレビの番組で心筋梗塞や脳梗塞の話が放送されていました。
寒い1、2月の発症率が、1年の中で最も多いそうです。
寒暖差が血管を収縮・拡張させ、血流が多く(速く)なることで血管に血栓が詰まり閉塞を引き起こします。
そして、大抵の人は自覚症状もなく、突然発作が起こったと感じているそうです。が、実は予兆はあるらしいのです。
いつもより階段の上り下りがしんどいとか、動悸がいつもより強いとか、だるいとか…。
そんな予兆があるにも関わらず、「疲れているのかな?」、「風邪気味かな?」と、ついつい見過ごしてしまっていることが多々あるそうです。
先ほどのAさんが、突然の胸痛に襲われる前にそういった違和感をお持ちだったかどうかは分かりません。が、小さな予兆に気づき、その時に適切な診察を受けていれば、突然の胸痛に襲われることも、入院を余儀なくされることも、無かったかもしれません。

食事療法や生活習慣、適切な運動…分かっていても実践するのは難しいものです。
しかし、ご自身の体の小さな声に耳を傾けて、「あれ?」と感じた時に診察を受けることは、それほど難しいことではありません。
いつもと体調が違うと感じた時だけでなく、テレビを観ながら、お風呂に入りながら、歯磨きをしながら、そんなちょっとした時に体の小さな声に耳を傾けてみてください。
そして、どんな小さな不安でも、感じたら迷わず診察を受けに来てください。
受付でお待ちしております。
健康寿命を延ばして、元気に楽しく過ごしましょう。

メニュー