インフルエンザワクチン受けましたか?

今年の冬はインフルエンザがとても流行りました。
毎年そう言っている様な気がしますが、今年は本当に多かったそうです。
1週間で100万人以上の患者数が報告されたこともありました。
しかも、確認できているだけで…です。
インフルエンザは重篤になるケースもみられ、薬さえ飲めば安心というウイルスではありません。
ウイルス自体進化し続けています。
どうしたら、防げるか。
うがい、手洗い、人混みを避ける、十分な睡眠と休養…分かってはいますが、なかなか思うようにはいかないのが現状です。
そして、インフルエンザワクチン。
ワクチンを受けたから、インフルエンザに罹らないというものではありませんが、万が一、罹患した場合は重篤にならずに済みます。
抵抗力の弱い子どもや高齢の方には是非接種していただきたいです。
これ、意外と大切なんですよ。

当院でも、インフルエンザの予防接種は10月半ばより始まりました。
始まった途端、「待ってました!」とばかりに来られる方もいらっしゃいます。
「インフルエンザに罹りたくない」や、自身の持病の事もあり早めに打ちたいと思っていらっしゃるのでしょうが、注射の苦手な私にとっては嫌な季節がやってきた…という思いです。
医療従事者は余程の理由がない限り、ワクチンの接種を指示されます。
自分自身のため、患者さんのため、一緒に働く仲間のため、毎年覚悟を決めて打っています。

11月になると、ますます接種者が増えます。
11月は400人くらいの方が予防接種されました。
当院では水・木の14:00~と日時を設定させて頂いておりますが、当日は受付担当者、会計、入力係の気合いが入ります!
多い日には1時間くらいで50名ほどの患者さんが来られ、体温計が不足するということもありました。
また、65歳以上の方(当院では神戸市、明石市在住の方に限る)は助成が受けられるため、一般の方と問診票が違います。
65歳以上の方の問診票に「28歳」と記入されていることがありました。
誕生日の日付を間違えて記入されていたんですね。
…気持ちは分かります。

そして、今年は当初からワクチン不足が報道されていたため、早めに受ける方が多かったと思います。
実際、12月に入るとワクチンが入手困難になり、せっかくお越し頂いても受けて頂けない、お問い合わせを頂いても「いつワクチンが入荷されるか分かりません」とお答えしなければならない状況になり、申し訳ない気持ちになりました。

年が明け、インフルエンザの患者さんがどんどん増えていきました。
今年はA型もB型も混在していた印象です。
感染してから発症するまで数日かかるので、感染していると知らずにお見舞いに来られ、入院患者さんにうつしてしまうということもあるため、お見舞いの面会制限をさせて頂いた期間もあります。

今年は子どもの罹患が多かったそうで、スタッフの間でも「子どものクラスが学級閉鎖になった!」という会話をよく耳にしました。
誰もが罹る可能性があり、意外と身近なインフルエンザ。
罹ってしまうと学校も、仕事も一定の期間お休みを余儀なくされるインフルエンザ。
罹らないという保証のものではありませんが、ワクチンの接種を是非検討頂き、元気に冬を越すひとつの手段にしてみませんか?
(因みに、覚悟を決めてワクチンを打っている私を含め、受付や会計などで、たくさんの患者さんと接している医事課職員の私たち、皆元気でした!)

おまけに…
65歳以上の神戸市・明石市在住の方は助成があると書きましたが、もしかすると無料になることも!!
6月頃に届く『介護保険決定通知書』の“段階”によっては無料になることがあります。
その他にもいろいろと条件がありますので、お気軽にお問い合わせください。