診察券番号はマイナンバー

医事課

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患者さん取り違え事件…ドラマでよくあるシチュエーションです。
同じ日に産まれた、生後間もない赤ちゃんが入れ替わって、別の親に育てられたという映画もありました。
同じ日の同じ時間帯にある手術が入れ替わってしまっていて、開腹したら、取り除くはずの腫瘍がない!!
慌ただしく動く現場!!!
どれもこれも、考えるだけで恐ろしい事ばかりです。

実際の医療現場でも、起こってはならないことが起きてしまうことがあります。
医師が診察室へ患者様をお呼びする。
別の患者様が、自分だと思い込んで入って行く。
名前を確認されても、自分だと思い込んでいる患者様は「はい」と答え、診察がそのまま進む。
どうも、話が噛み合わない。
よくよく確認してみると別の方だった…。
などなど、それぞれが思い込んでの間違いが多いように思われます。

こうした間違いが起こらないように、それぞれの病院やクリニックなどでも、様々な工夫がされています。
例えば、お名前はフルネームでお呼びする。
お越し頂いてから、患者様自身に名前を言って頂く。
お薬の処方や注射の処方は、必ず用意した人の他に、もう一人チェックをする。
といったことに取り組んでいます。
患者様によっては、検査などが多く、行く先々で名前を言わされてうんざり…なんて経験をされた方もいらっしゃると思います。が、こういった事故を未然に防ぐための取り組みですので、ご協力頂けると幸いです。

さて、私たち医事課では、電話の対応もしております。
大抵の方は、診察券番号をお尋ねしても「今、手元にない。」とおっしゃられます。
その場合、まずフルネームをお聞きして、生年月日もお伺いします。
同姓同名の方がいらっしゃるため、患者様間違いを防ぐために、お名前と生年月日の二つで確認を取らせて頂いております。
お名前が同じでも、生年月日まで同じ方は滅多にいらっしゃいません。
名前を入力すると、同姓同名の方が画面に出てきます。
数名いらっしゃったら、その中から生年月日で特定するのです。
ところが…実際に私が、以前働いていたクリニックで体験したお話です。
いつものように電話を受け、お名前と生年月日を確認し、看護師さんにお電話をお繋ぎしました。
しばらくお話をしていた看護師さんが、話が噛み合わないので、おかしいと思い、再度、検索したところ別人でした。
その方は、なんと双子だったのです。
仮に名前を「まりあ」さんと「まりな」さんだったとします。
「あ」と「な」は母音が同じで、電波の状況で少し聞き取りにくかった電話のため、「まりな」さんを「まりあ」さんと聞き間違えたのです。
双子なので、もちろん生年月日も同じです。
ご本人様も、わざわざ聞かれもしないのに、「私、双子なんです。名前が似ているので気をつけてください。」とは、言ってくれません。
滅多にないとは言え、全くないことではないのです。
そこで私たちはお電話の際には、必ず診察券番号を聞かせて頂くことにしました。
診察券を、お手元にご用意のうえ、お電話をかけて頂くようご案内し、患者様にもご協力頂きました。
診察券番号には、決して同じ番号がないからです。
今、個人個人に国から割り当てられている「マイナンバー」と同じです。(皆さん、もう届いていますか?)
仮に、同姓同名で生年月日が同じ人であっても、診察券番号が分かれば、個人を特定するうえで、かなり有効なのです。
「マイナンバー」って、よく分からない制度だと思っていましたが、何か自分では分からないところで、役に立つこともあるのかもしれないなぁと考える今日この頃です。

当院では電話の際、診察券番号をお伺いすることはありませんが、よろしければ「診察券番号○○の××です」と名乗ってみてください。
名前をお聞きし、生年月日を…という時間の短縮にもなりますし、別の方と間違われる心配もありません。
私たちも大助かりです。

たかが数字、されどマイナンバー。
ご自身の分身と思って大切に、どんどん有効活用していきましょう!!

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