かかりつけ小児科のススメ

医事課

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高熱が出て、節々が痛い。
周りにインフルエンザにかかっている人がいる…
そんな時は何科を受診しますか?
「内科」
正解です。

転んで足を捻挫してしまった。
もしかすると骨折しているかもしれない…
この場合は何科を受診しますか?
「外科?」「整形外科?」
迷ったけれど
「整形外科」
正解です。

胸にしこりのようなものがある。
こんな時は何科を受診しますか?
「産婦人科」
うーん、この場合は乳腺外来、もしくは対応している外科の受診をお勧めします。

病院やクリニックには様々な科があります。
当みどり病院も、内科・循環器内科・消化器内科など「内科」と名前のつく科が、たくさんあります。

受付では、初診の方に問診票をご記入頂いておりますが、その前に口頭で何科の受診か聞かせて頂きます。
問診票が内科と外科・整形外科に分かれているためです。
「たぶん、内科…」「整形ですかね?外科?」と自信なげに答えられる人、「循環器内科」と、はっきりお答え頂ける人、様々です。
後者の中には、インターネットの普及により、ご自身の症状を検索し、何科に行けば良いのか調べてから来院される方もいらっしゃるようです。
しかし大抵の人は、いざ受診となると何科に行けば良いのか迷われると思います。
そのため当院では、問診をご記入頂いた後に、看護師が詳しく症状を聞かせて頂き、適応する科に振り分けをしております。
うまく説明できない、何科に行けば良いのか分からないのでと受診をためらわず、安心してご来院ください。

さて、その中でも今回は、小児科のお話をさせて頂きたいと思います。
先日ある患者さんが、父親と来院されました。
15歳の中学生でした。
当院では高校生以上の方を診察対象とさせて頂いているため、受付で一旦お断りをさせて頂きました。
よくよくお話を聞かせて頂くと、お子様は腹痛を訴えられ、盲腸を疑ったお父様が、手術も考慮され対応できる病院を探して来られた…ということでした。
夜間診で、外科もなく、盲腸であっても手術できるかどうかはわからない。
そして、内科的にも小児に対応できる薬を置いてないので、場合によっては再度、他の小児科を受診頂くこともありますと、看護師からお伝えし、了承を得て診察させて頂きました。
結果的に、盲腸の所見はなく、体格もしっかりとされていたため、当院で処方できる薬が出て、お帰りになられました。
会計時には、お母様が来られ、まず最初に受付で断られたことに心証を悪くされたとおっしゃられました。
お子様を心配されるお母様の気持ちは、痛いほど分かりました。
何事もなく、ホッとされただろうし、結局、診察をしたのに、なぜ最初に断ったのかと憤りを感じられたのでしょう。
私たちが子供の頃は、風邪をひいたら近所の内科の「○○医院」に行き、おじいちゃん、おばあちゃんたちに囲まれて待合いに座っていたものでした。
「小児科」に行った記憶は、少なくとも私にはありません。
小児科と言えば、乳幼児の小さなお子様が行かれるイメージを、お持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、実際は15歳(中学生)までは、小児科の領域なのです。
市販されているお薬の用法にも、15才以下と成人とに分かれて明記されているのを、ご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。
発育途中のお子様の体は、とてもデリケートです。
成人と同じような風邪の症状であっても、小児科と内科とでは、出るお薬の種類が違うことも多々あります。
しかも、小さいお子様の場合は、コンマ何g(グラム)まで、体重に比例した量が処方されます。
そして、子どもは自分の体調を言葉にすること、管理することが難しく、症状が急変しやすいので、診察が大変むずかしいのです。
さっきまで元気に遊んでいたと思ったら、急にぐったりとして、高熱が出ていた…ということも珍しくありません。
それだけに、お子様を診させて頂く病院・医師にも、専門性が問われてくるのです。
ただ、残念なことに小児科の重要性は、あまり周知されていない印象をうけます。
前述した、インターネットなどの検索にも、症状は書き込めても、年齢で絞り込めるサイトはないような気もします。

せっかくお越し頂いたのに、受付で診察が難しいとお伝えするのは、私たちも心苦しいのです。
また具合の悪いお子様を連れて、別の病院を探して行かれることを考えると、ご両親のお怒りも、もっともだと思います。
そのような事態にならぬよう、具合が悪くなってからではなく事前に、大切なお子様のためにも、中学生までは、かかりつけの小児科医をどうぞ見つけておいてください。
もちろん、病状によっては、当院の医師が診察させて頂くことができる場合もございますので、夜中や小児科の休診日などには、お問い合わせください。
そして、高校生になられたら、ぜひ当院をかかりつけ医に!!
お願い申し上げます!!!

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