野球も医療も真剣勝負~甲子園から学ぶ夜勤の心構え~

こんにちは、医事課の神吉です。
九月に入り、厳しかった夏の暑さもだいぶ和らいできましたね。

皆さんはどのような夏を過ごしましたか?
夏の思い出はできたでしょうか?

僕はお休みを利用して高校野球の応援に行ってきました。
兵庫県代表の明石商業高校は病院の地元の高校ということもあり、患者さんとお話しする時も地域が一体となって応援していることが伝わってきました。
こうやって地域が盛り上がるのは素敵なことですね。
そしてベスト4!おめでとうございます。たくさんの感動で僕をはじめ、患者さんを含めた地域の皆さんに力を頂きました。
実は、僕は春の優勝校・東邦高校出身なので、愛知県代表もこっそり応援していました(笑)。
明石商業も誉高校もその他の代表校も、熱い試合をありがとうございました。

さて、そんな暑い(熱い)夏でしたが、一生懸命お仕事にも取り組んできました。
みどり病院のスタッフの一員となって11ヶ月経ち、最近になって一人で夜勤(当直)に入るようにもなりました。
そこで、今日は普段事務の夜勤がどのようなことをしているのか、皆さんにお伝えしたいと思います。

夜勤の時間帯の主な仕事は日勤帯の仕事とほとんど変わりはありません。
患者さんが来たら受付をして、診察が終われば診療費の計算を行ない、計算が出来たらお会計をする…。
日勤と違うことは、それら全てを一人で行なわなければならないというところです。
例えば、普段なら計算をしてから、間違いがないかを別の人の目で見て確認をするので万が一間違いがあっても修正をすることが出来ます。
しかし夜勤では全てを一人で行なうため、慎重に、いつも以上に緊張しながら仕事をしています。
医事課では、普段は仕事が円滑に行えるよう皆で助け合ってチームワークを大切にしています。しかし一連の業務全てを一人で行ない責任を持つという意味では、夜勤はとても大変な仕事だと言えます。

その他に、夜勤特有の仕事として病院内の見回りがあります。
病院内のエアコンやポットが点いたままになっていないか、鍵がしっかりと施錠されているか等を見て廻ります。
もしポットが点いたままになっていたら火災の恐れがありますし、鍵が開いたままであれば外から誰かが侵入してくるかもしれません。
そのような危険を未然に防ぎ、病院内の安全を確保するためにも、地味なようにみえてとても重要な仕事なのです。

その他の時間は、日中にできなかった仕事をしたり、資料をまとめたりと、自分のペースで取り組みやすく仕事が捗るので有効活用しています。

食事を摂ったり仮眠をとったり、ホッとできる時間もあり、次の日の朝、日勤の職員が出勤してきて引き継ぎをすれば夜勤は終了です。
いつも以上の緊張で、この頃には疲れ切っていますが、それだけやりがいのある時間だと思います。

冒頭で高校野球の話しをしましたが、僕は球児たちの「負けたら終わり」と真剣にプレーする姿が大好きです。
高校時代は吹奏楽部だったので、野球部や吹奏楽部、チアリーダーなどが一丸となって会場の雰囲気を作っていく一体感もとても好きです。
普段の仕事は「これで最後」というわけではありませんが、一試合、一試合、「これで最後」という気持ちでプレーをする大切さは、日々命に向き合い真剣に仕事をする医療人に通じるものがあります。僕もそれくらいの気持ちで真剣に取り組み、また、他部署との連携をしっかりと取り病院一体となって患者さんにより良い医療をお届けしたいと思います。