マスクの話

医事課

新型コロナウイルスが蔓延してから、マスクの着用が定着してきました。
以前は、マスクをしている人を見たら、『風邪をひいてるの?』または『花粉症?』くらいでしたが、今やマスク無しでは何処にも行けません。買い物に行く時に、うっかりマスクを忘れた日にはそそくさと買い物を済ませ、コソコソとレジに並ばなくてはなりません。

しかし、最近はコロナが流行する前からマスクを着用する人が増えていたようです。
いわゆる『伊達マスク』や『マスク依存症』と呼ばれる現象です。理由は様々ですが、特に女性に多いのが美容目的のマスク着用です。すっぴん隠し、小顔効果を狙って、紫外線対策、口臭が気になるので口元を隠したい・・などの理由だそうです。

それ以外には、『対人関係における不安感の解消ツール』としてのマスク着用があるようです。人に顔を見られたくない、顔にコンプレックスがある、マスクをしている方が落ち着いて人と話せる・・などの理由もあるようです。
そのような目的でマスクを着用していた人達にとっては、今の『マスク着用当たり前』の状況は願ったりかなったり、なのでしょうか。

私たち、病院に勤めている職員も、風邪やインフルエンザの流行期には予防のためにマスクを着用していました。以前は一時的なものだったのでマスクの煩わしさや不便さを我慢していましたが、今のように日常不可欠なものとなってしまってからは不便さやマスクによるストレスにも慣れ、当たり前のこととなりました。

しかし、受付で患者様と対応する時はマスクがあるがゆえに患者様の表情が読み取りにくかったり、声が聞こえにくかったり、患者様の微かな心情の変化を感じ取りにくくなりました。
日々、『笑顔の対応』を心がけていますが、マスクのせいで笑顔が届きにくいことがもどかしく感じられます。

患者様の『小さな声に耳を傾ける』をモットーに受付業務に携わっていますが、文字通りの“小さな声”(音量の小さな声)はマスクのせいで私たちの耳に届きにくいのが現状です。そして、マスクに加えて受付に掛かっている透明カーテン、これのせいで更に声が届きにくくなっています。

何度も聞きなおす場面もあるかもしれませんが、どうぞご容赦下さい。私たちの声も患者様の耳に届きにくいことはスタッフ全員が承知しておりますので、出来るだけ大きな声で、はっきりとお話するよう心がけています。

まだしばらくはこの“マスク生活”が続くことでしょう。不便さの中にあってもきめ細やかな対応を心がけてまいります。
早くマスク無しで、心からの笑顔で患者様と応対できる日が来ることを祈らずにはいられません。

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