乳幼児の定期検診

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乳幼児の間に、3回の定期健診を受けなければなりません。
乳幼児の健康保持及び増進を図る目的とし、発育・栄養の状態の確認、先天的な病気の有無・早期発見・予防接種の時期や種類の確認などチェックしてもらう大切な健康診査です。
定期健診の他に任意でも受けることができます。

<定期健診の時期と内容>

 ★=定期健診 (神戸市の場合)

主な健診の内容どこで?
1ヶ月健診(任意)・赤ちゃんやママの産後の様子を診る
・母乳(ミルク)のあげ方や量
・へその乾き具合
・先天性股関節脱臼
・心臓の雑音
出産した医院
★4ヶ月健診・首のすわり具合
・音への反応
・肌の状態
・目でものを追うか
区保健福祉部
6ヶ月健診(任意)・寝返りやお座りができるか
・離乳食の回数
・精神的な発達
・「ハンカチチェック」(顔に乗っている布を払えるか)
委託医療機関
9か月健診(任意)・つかまり立ちやハイハイなどの運動機能の発達具合
・歯の生え具合
・離乳食の具合
・「パラシュート反射」(倒れそうになった時体を支える)
委託医療機関
12カ月健診(任意)・ひとり立ち
・伝い歩きなどの運動機能の発達具合
・簡単な言葉が言えるか
・大泉門の開き具合
委託医療機関
★1歳半健診・心音や腸の動き
・皮膚の状態
・視力、聴力のチェック
・一人歩きができるか
・小さいものが掴めるか
・物の名前がわかるか
・指さしができるか
・名前を呼ばれると振り向くか
・歯の本数や生え方、虫歯チェック
区保健福祉部
★3歳健診・視力、聴力のテスト
・医師による問診
・生活習慣の確認
・言語、精神、運動発達の確認
(自分の名前が言えるか、積み木を積んだり、指先でつまめるか)
・社会性の発達確認
・歯の検査
・尿検査
区保健福祉部
 育児で困った事や悩んでいることは定期健診時に相談すると、不安を緩和しストレスも解消されるのではないでしょうか。

<子育て支援教育の研修を受けて>

現代の乳幼児健診は、発達障害の早期発見にも大きな役割を示しています。
保育園にも発達障害の研修案内が多々届きます。
発達障害は大きく、①・②・③に分かれます。

発達障害①広汎性発達障害自閉症
アスペルガー症候群
トゥレット症候群
②学習障害(LD)
③注意欠陥多動性障害(ADHD)
乳幼児期の成長は個人差が大きく、また個性と思われ、なかなか判断されにくく、その為援助されることもなく小学校に入学し、言葉がうまく話せなかったり、勉強についていけなかったりと、一緒に教育を受けるのに困難な場合があります。
少しでも気になる子どもさんは定期健診で専門医に相談することで、早期発見につながり、改善する事もできます。
乳幼児の発達障害に対しても、多くの支援機関があり、専門医や保育士などに相談し支援施設を利用することが子どもの未来の為にも望ましい事だと思いました。
周りにいる大人たちが理解し、その情報をみんなで共有して手助けし、子どもを見守る事が大切だと感じました。