心臓カテーテル検査について

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こんにちは!
夏が過ぎ、台風が近付いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私も、ぐで玉のように過ごした夏休みが終わり、気合いを入れなおしているところです!
 
今回は循環器病棟で行っている「心臓カテーテル検査」についてご紹介いたします!
心臓カテーテル検査とは、腕や足の血管から、心臓周囲の血管に向け「カテーテル」というとても細いチューブを挿入し、造影剤を用いて血の流れが少なくなっているところがないか調べる検査です。
この検査ではカテーテルを挿入する場所によって、心臓のそれぞれのお部屋の血流や圧がどれくらいか調べることができます。

もしつまっているところがあれば、血管に「ステント」と呼ばれる筒状の金属を挿入、または「バルーン」という風船のようなものを膨らませ、血液の通る道をつくるなどの治療を行います。

心臓の細い血管にカテーテルを通すのは大変細かい作業で、集中力と高い技術が必要です。
私も模型を使って疑似体験させて頂きましたが、なかなか通ってほしい血管に届かず四苦八苦しました・・・。
先生方はすごい!

この検査は、心臓の手術を受けられる予定の方や、狭心症、心筋梗塞が疑われる方に対して行われます。
若い方から高齢の方まで幅広い年齢の方が受けられています。
患者さんが通られる検査前の第一関門は、腕の血管への留置針の挿入です。
チクリと痛いものですが、針を入れる私たち看護師もどうにか一度で入れられるようにと必死です!
その後、順番が来ると「血管造影室」へ入り、とうとう検査です。
患者さんの不安や緊張が少しでも和らぐような対応を、スタッフ全員でこころがけています。

検査が終了するとお部屋へ戻ります。
ご家族へホッとした表情を見せる方や、疲れて寝てしまう方もおられます。
検査後も何度かお熱をはかり、カテーテル挿入部からの出血がないか見させていただきます。
検査翌朝に出血している部位がないか医師が確認し、患者さんによっては心電図や採血を行い検査完了です。

カテーテル検査や治療が皆さんの病気の改善につながるよう、これからも日々精進して参ります!!

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