病状説明について

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今回は病状説明についてのお話です。
皆さん、ご自分やご家族が入院した時、「主治医からお話があります。」と看護師から言われた経験をお持ちではないでしょうか。
まずはなぜ入院するのか、どんな治療が行われるのかなど説明が行なわれます。
その後、検査の結果や治療の効果・今後の方針など随時説明がされます。
みどり病院では患者様・ご家族様の希望によって、主治医と病状説明の日程を調整させていただいております。
また、主治医から経過を説明したい時など、ご家族様に電話をさせていただくときもあります。
皆様の仕事中や取り込んでいるときなど、突然の連絡で失礼することがあるかもしれません。
突然の電話に「何事だろう」と驚かせてしまうかもしれませんが、大切なことですのでおつき合い下さい。

話は少し脱線しますが、「インフォームド・コンセント」という言葉を聞いた事のある方も多くいらっしゃるかもしれません。
この言葉が使われるようになり、20年以上が経ちました。
インフォームド・コンセントは患者様やご家族が手術や検査などの内容について説明を受け、「十分理解したうえで」自らの「自由意志」に基づいて、その方針に「合意」することを意味します。
ですから、一方的な医療が行なわれてはならないのです。
患者様・ご家族様の意思が大切なのです。
「先生に診てもらっているから」とか、「こんなこと言っていいのだろうか」とか思われる必要は全くありません。
どうか思っていることを口にして下さい。
納得がいかなければ、納得がいくまで話し合いましょう。
生命に対する価値観や考え方などは個人で違いますから、「正解」はありません。
ぜひ治療や生命に対する考えをお聞かせ下さい。

医師も診察や検査などの合間に病状説明を行ないますので、なかなか時間を合わせにくかったり、お約束の時間になってもお待ちいただいたり、ご不便をおかけすることもありますが、可能な限り調整いたしますので、病状説明のご希望がありましたら、お気軽に声をかけてください。