手術後の全身管理はおまかせ下さい

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現在は6月中旬、梅雨に突入し雨が多くジメジメ蒸し暑い日々を過ごしております。

みどり病院、2階病棟は循環器病棟です。
心臓の大きな手術を受ける患者さんがおられる病棟ですが、大学病院などのように病棟と集中治療室などが別ユニットではなく、同じ病棟の中にあります。
つまり、入院・手術前・手術直後・退院までを同じ病棟で、同じ看護師で看護させていただくことになります。
患者様・ご家族の手術前後の不安な気持ちや、ご希望も全て顔見知りの看護師が対応しますので、いつでも遠慮なく声を掛けてください。

手術前は日常生活については自分で何でもできる状態の方がほとんどですが、手術直後は点滴や管、いろいろなコードなどがたくさんついており、もちろん傷も痛みますので、ほとんどご自分では動けず横を向くこともできません。
ご本人はもちろんですが、ご家族の心配も計り知れません。

手術直後は昼夜問わず医師、看護師がピッタリ付添い、状態の観察などを行っています。
何といっても心臓の手術ですので、出血はしていないか・血圧は安定しているか・尿は出ているかなど、私達看護師も気が抜けません。
たくさんのデータを把握しながら、患者様の状態を注意深く観察し、異常がないかどうか目を光らせています。
そして日々回復し、患者様が集中治療室から、一般の病室に出られるようになった頃、私達も、ようやくホッと一息つくことができます。
術式は同じでも、患者様一人ひとり経過が違いますので、毎回新しい発見があります。
術後の看護にあたり医師から指導を受けたり、先輩看護師から後輩看護師へのアドバイスがあったりと毎日勉強にも励んでいます。

リハビリがすすみ、日常生活の援助も病棟助手に手助けしてもらったり、検査があれば検査技師、内服薬が始まれば薬剤師に説明してもらったりと医師、看護師、病棟助手、療法士、検査技師、薬剤師などスタッフ一同協力し合って、患者さんの一日も早い回復・退院に向けて2階病棟のテーマでもある「手をつなごう」という意味でもがんばっています。