コミュニケーション向上をめざして~相手の価値観を大切にして思いを引き出す~

みどり病院に入職して2年目になりました。

3階病棟は消化器内科・外科、整形外科、内科が主な病棟です。私は今まで15年ほど呼吸器内科が主の病棟で働いており、消化器という分野はほぼ初めてであり、入職当初は不安と緊張ばかりでした。久しぶりに参考書を手に取ったり新しい発見があったり、学んだことが業務の中で繋がると嬉しくなったり、何年ぶりかの感覚を覚えたりしています。

特殊検査に入ることもなかったため、いろんな経験をさせてもらえる環境は今の自分にとってはありがたいと感じています。
3階病棟に配属となって感じたのは、スタッフの皆さんの患者さんに関する情報の多さです。入退院を繰り返していた患者さんだったのかもしれませんが、病気だけでなく患者さんに関わる方々のこともよく知っており信頼関係も強いと感じました。

入職してすぐに関わった患者さんのなかの一人で、終末期の方がいらっしゃいました。患者さんはもちろんでしたが、ご家族が不安を抱えていることもあり、よく話している姿をよく見かけました。その後、家族の方が、最期におっしゃった感謝の言葉が今でもとても印象的です。それは今までのスタッフ皆さんの日々の関わりがそうさせたのでしょうし、自分にとっても「関わり」についてあらためて考えるエピソードでした。

私自身、決してコミュニケーションがうまいとは言えない方ですが、昨年からコーチングというコミュニケーションの看護ができるようにと思っています。