看護部長の多忙な一日 ~看護部長のお仕事~

看護部

私が以前働いていたクリニックには、“看護部長”という役職はありませんでした。
“師長”と言えば、クリニックでも馴染みが深く、看護師さんのリーダー的存在の人…と皆さんも簡単に想像できると思います。

では、“看護部長”って…?
「部長」と言うだけあって、実は私、男性を想像しておりました。
みどり病院の看護部長は、以前このホームページでも紹介させて頂きましたが、女性です。
医療従事者はピンとくるかもしれませんが、そうでない人たちの中には、私と同じように部長が男性と考える方も少なからずいらっしゃるのではと思います。
そして、病院には師長や主任は各部署にいますが、看護部長と呼ばれる人はただ1人!

今回は、そんな看護部長が実際にどんなお仕事をされているのか、直撃インタビューをしてみました。
題して「看護部長の一日」!

まず、出勤後の午前中…
・電子カルテで、前日・当日の入退院チェック、外来受診チェック(前日の当直帯など)
 →病床の把握・稼働率のキープ
・副部長、師長との朝礼 昨日・本日の報告・連絡・相談
 →仕事の流れを知る、伝達事項の共通認識確認など
・地域連絡室からの申し送りと相談
 →転院依頼など
・院内ラウンド、病棟で重症患者などの把握
・入職希望者との面接、他施設の方や業者の方との面談

そして、午後…
・各部署からの、報告・連絡・相談
・時期により実習生の反省会
・曜日により、会議、カンファレンス、院長・事務長・副部長との昼食をとりながらの打ち合わせ
・院内ラウンド、スタッフの状態把握
・他施設の方や業者の方との面談
・面接・面談

時間をみつけて…
・実習生の受け入れ段取り
・関連施設(保育園やみどりの丘など)との情報交換
・休職者、在籍者の面談
・書類の整理 外部・内部研修の依頼などのやりとり
・入職者のオリエンテーションの準備
・勉強会や病院行事の準備と啓蒙

さらに時間外で…
・他病院との連携、勉強会・会合への参加(積極的に!)
 →当院の情報提供、他院での取り組み・病院の運用の仕方などの情報交換など

と、まだまだ挙げるとキリがない程です。
そして、部長宛の電話が多く、こうしてお話を聞いている20分くらいの間にも、外線・内線がひっきりなしに鳴っていました。
それだけでも大変です!

そんな多忙なスケジュールですが、では、どんなふうにそれぞれの業務に取り組まれているのでしょうか?
部長のモットーは
「今日できることは今日中に」
一番大切にしていることは
「みんな(スタッフ)が困らないように」
病院は“人が相手”のお仕事です。
我々スタッフには、患者さんを自分の家族のように大切にしてほしいと常に言われています。
自分のやっていることが患者さんのためになっているのか…。
声かけや口調ひとつで、患者さんが受ける印象は変わってきます。
相手の気持ちを汲み取って相手と向き合い、患者さんやそのご家族から“共に学ぶ”ことで「仕事」として成長していってほしいと思っているそうです。
一人ひとりが目標や意識を持って、活き活きと働く。
それぞれのポジションの中で、しっかりと根を張り、自らで成長していく。
そして、病院はいろいろな部署があり成り立っています。
お互いを尊重して助け合う“チームワーク”を育んでほしい。
そのためには、まずスタッフ自身が身も心も健康であること。
一人で悩んでいないか…
人間関係は大丈夫か…
仕事で困っていることはないか…
と、スタッフの皆を見守っているのです。
そして、悩んでいる職員がいると、指示を出すのではなく、その人が「何をしたいのか」「どう思っているのか」を聞いて、アドバイスをしているそうです。
自分で考えて、自分で解決する、そのための手助けをする…それが部長の大切にしている人材育成のスタンスだそうです。

こうして、お話を聞いて記事を書いていると、なんだか部長って“お母さん”みたいだなぁと思ってしまいました。
家庭(病院)がうまく回るように考えて、家族(スタッフや患者さん)を見守って困らないように色々としてくれる。
お母さんって多忙ですよね。

そんなお母さん(部長)、今一番してみたいことは、「ゆっくり旅行がしてみたい」だそうです。
家族のために一生懸命働いてくれて、自分のことは二の次で、でも病院のスタッフが成長して、お母さんの手を煩わすことが少なくなって、ゆっくり旅行に行ける日がくるといいなぁと思いました。
そんな日はもう少し先かもしれませんが、これからも温かく見守ってくださいね!

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