個人力、チーム力 ~うちの訪看さんスゴイんです~

あけましておめでとうございます。
新しい年を迎え、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私たちみどり病院は、今年も地域や、我々を必要としてくれる全ての皆さまのため、私たち自身のために、ますます力を合わせて頑張っていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、今年の初記事ですが、看護部のページをお借りして、病院の身内自慢をお送りしたいと思います。
医事課職員の、題して『うちの○○さんスゴイんです』シリーズ第2弾。
今回は訪問看護ステーションにスポットを当ててみたいと思います。

みどり訪問看護ステーション(訪看さん)は、みどり病院のお隣のお隣、距離にすると10歩程のところに事業所があります。
院内にお部屋がないので、普段は接することが少なく、朝の「おはようございます」、帰り際の「お疲れ様でした」など、たまに会うと一般的な挨拶をするくらいの関わりしかなかったと言っても過言ではありませんでした。

話しは飛びますが、我々倫生会の忘年会は毎年12月に舞子ビラホテルで、それはそれは盛大に行なわれます。院内スタッフに留まらず、お世話になっている近隣の施設の先生方など、たくさんのご来賓にもお越し頂き、300名近い参加者が楽しい一時を過ごします。
新入職員や、みどりの丘スタッフによる出し物、MKB(みどり軽音楽部)バンドによる演奏、豪華賞品が当たる大抽選会などなど、プログラム満載の大忘年会です。
そして、皆さま、うすうすお気付きかと思いますが、こういった宴会には「幹事」というものが付きものですね。
この幹事は、病院内の部署を5グループに分けて毎年交代で担当することになっています。

ここで話しを戻します。
一昨年の忘年会で、医事課は、訪看さん・検査科・放射線科と一緒に忘年会の幹事をさせ頂くことになりました。挨拶程度しか交流のなかった訪看さんと一緒に何かをする初めての行事で、そこで私は訪看さんの凄さを実感することとなったのです。

幹事を経験したスタッフが少なく、準備期間が十分に取れなかったこともあり、最初は忘年会を無事に開催できるのかと不安いっぱいのスタートでした。
しかし、当日は来賓の皆さまもお越し頂く中、スムーズな進行が求められます。それには、しっかりとした準備が必要です。
そこで、全員で一つずつ全てを決めるには時間が足りなかったため、仕事を大きく4つに分けて担当し、それぞれに決めたことを全員で共有する方法で取り組むことにしました。
プログラムを検査科、オープニングの余興(オープニングに幹事の部署全員でダンスをするという伝統(?!)があるのです)を放射線科、受付・席次を医事課、大抽選会を訪看さんが担当することとし、定期的に集まって報告し合い、何とか準備を進めることができました。

その中でも、訪看さんの活躍は大きく、話し合った議事録の作成や、一番大変だった余興の練習も(ちなみに、余興はきゃりーぱみゅぱみゅの『原宿いやほい』を踊りました。一度ミュージックビデオを見て頂けると、「え?こんなん踊れる?!」と最初に尻込みをした我々の驚きと苦労を分かって頂けると思います。)難しい振り付けを分かりやすく手書きで解説したものを作ってくれたり、ビデオを撮って練習の時に流してくれたり、「時間が少しでもあればいつでも練習に来て!」と各部署に声かけをしてくれたりと、率先して動いてくれたのが訪看さんでした。
実際に練習に行くと、その時に居る訪看のメンバーが笑顔で“待ってました”と迎えてくれて、一緒に練習してくれたのです。
皆にきちんと伝達され、皆がしっかりと協力していると、とてもチーム力を感じました。
私たちはそんな訪看さんの行動力と明るさに何度も励まされ、頑張ることができたのです。

そして、迎えた当日、先に会場入りして準備をしているときに、訪看の所長が「うちのメンバーがオープニング(の余興)で何かおもしろいことを考えてするつもりらしいわ。」と笑って楽しそうに言いました。
私、本当にビックリしたんです。
緊張もあるし、何より“無事にそつなく終わる”ことばかり考えていた私は、更に盛り上げる工夫にまで、考えも行動も及ばず、しかも、個人個人の考えに任せて、まだ楽しむ余裕があるなんて!と。
何をするか分からないけど、皆なら大丈夫という信頼関係も成り立っていて、皆もそれを分かっていて伸び伸びと自分のやりたいことを考えてする。訪看さんの「自分で考えて行動をする個人力」と「何かあるときには皆で同じ方向を目指すチーム力」そんな素敵な職場の雰囲気をしみじみと感じたのでした。

私も職種が違えば訪看さんのメンバーになりたい!
そう思える、うちの訪看さん本当にスゴイんです。

幹事は大変でしたが、忘年会も大成功でしたし、訪看さんの素敵なところをたくさん発見でき、検査科、放射線科の皆さんとも一緒に仕事ができたことは大きな財産になりました。
そして、その後、訪看さんとの「おはようございます」「お疲れ様でした」の挨拶にも少し変化があったんですよ。「今日は寒いですね」などの他愛ない言葉や、「まだ踊れる?」などなどの楽しい会話が増えました。
苦楽を共にして仲間意識が芽生えたのは私だけでしょうか?
いやいや、きっといつでも訪看さんは笑顔で迎えてくれると思っています。

次回も身内自慢でお会いしたいと思います。
今年一年も、皆さま、すばらしい一年となりますように。