新人の通る道

看護部/透析室


今年は例年になく透析室に新卒の新入職者が配属されました。
何の経験もない社会人1年目です。
彼らの動きを見る度に、自分が初めて社会人となった日の事を思い出し、振り返って考える事が多々あります。
今回は私が新卒・新入職として経験してきた事をお話したいと思います。
私は5年前に臨床工学技士の専門学校を卒業しました。
初めて私が透析室に配属されて思ったことは
「透析室が異様な光景に見える」
「教科書で習ったことと違う」
「先輩の言うことがわからない」
「患者さんとの関わり方が難しい」
という事です。
これは透析室だけでなく、病院に就職したスタッフ全員が感じることではないでしょうか。
初めて就職した時のことを振り返ると、日々悩んだことや感じたことが沢山ありすぎて、負のループに迷い込んだこともあります。
そんな時どうやって自分なりに努力し過ごしてきたのかを少しでも参考になればと思い話します。

最初は環境に慣れることはもちろん、一連の仕事を覚えるのが大変でした。
私の配属された透析室で行われている人工透析は簡単にいうと、機能しなくなった腎臓の代わりに血液をきれいにして体に戻す作業です。
その透析を行うためにはさまざまな業務があり、透析前の準備、透析中のバイタルのチェック、終了してからも機械のメンテナンスと仕事内容は多く多岐にわたるので覚えることより、仕事の流れを覚え、意味を理解することに必死でした。
先輩は忙しくバタバタした業務の中で難しい言葉や専門用語を使うので、聞くに聞けず家に帰って調べたり、透析に使用される薬の名前を覚えたり、とても時間がかかりました。
ちなみに5年経った今でもまだまだ勉強中です・・・。
働きだして最初の頃はとても辛かったです。
いじめにあったわけではありません。
仕事が思うように出来ない、ミスを頻発させてしまう、わからないことだらけ・・・。
出来なくて、辛くなった結果、負のループに迷い込んでいました。
そんな私に先輩方はみんな優しく接してくださいました。
優しくされればされるほど、思うように動けない自分に苛立ち、ジレンマに陥りました。
そんな時でした。
先輩方は「最初は誰でもそうや!私も出来へんかったし、辛かった。沢山間違えて勉強すればいいよ。できるようになるから大丈夫!」と言ってくださいました。
なんでも出来ると思っていた先輩にも、そんなときがあったなんて想像出来ないけど・・・その言葉はとても心強く、負のループから私を救い出してくれた一言で今も強く心に残っています。
その事をきっかけに前向きに考えられるようになり、仕事が楽しくなった記憶があります。

今年から入職した方、社会人が初めての方、また新しい部署に配属された方、働いていると辛くなるときがあると思います。
でも大丈夫!
それはみんなが一度は通る道です。
一生懸命な姿に患者さんもスタッフもみんな真剣に優しく向き合い、応援しています。
努力しているうちに知識と経験は伴ってきます!
一緒に頑張っていきましょう!!

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