心臓血管外科の手術

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今回は、心臓血管外科の手術をご紹介したいと思います。
みどり病院の心臓血管外科では、弁膜症手術が中心です。
その中でも僧帽弁は、弁置換するのではなく、可能な限り弁形成術を行っています。

術前検査

心エコー
検査技師が、入念に弁の状態、逆流状態、心機能を評価しています。

冠状動脈CT
放射線技師が、冠状動脈の狭窄、石灰化、走行などの評価。
必要であれば、冠動脈造影も行います。

そのデータを術前カンファレンスでプレゼンテーションして、みんなで共有しています。
術前カンファレンスの事は次回ご紹介することにして、今回は手術室の中を覗き、手術の様子をお伝えしたいと思います。

みどり病院では、心臓血管外科の手術は、基本的に10時入室にしています。
それで、まず出勤してきたら、それぞれの準備に取り掛かります。
看護師は、外回りと器械出しに別れ、準備します。
器械出しは、清潔なガウン・手袋を着用し、必要な器械・器材を器械台の上に展開していきます。
その時、使いやすいように並べたり、数をチェックしたりします。
外回りは、点滴類の準備、麻酔器のセッティング、モニター類の準備、周辺機器の配置などを行います。

臨床工学技士は、人工心肺装置、自己血回収装置の準備を行います。
命を預かる大切な器械です。
入念な点検と準備に集中します。

検査技師は、術中経食道エコーのために器械の搬入、セッティング!

麻酔科医師は、麻酔導入剤、術中管理のために薬品の準備!

 

さあ10時!いよいよ患者様の入室時間です。
患者様は、ADLに問題なければ歩行で入室していただきます。
そして、入り口でお名前を名乗っていただき、本人確認をします。
そして、患者様の準備。
外回り看護師は、病棟看護師から申し送りを聞きます。
その後、血管確保、動脈ライン確保、麻酔導入、S-Gカテーテル挿入、尿道カテーテル挿入、経食道エコーのためのプローブ挿入など、手術の前に準備がたくさんあります。
準備が整えば、いよいよ手術です。

器械出し看護師と医師は、手洗いをしてガウンを着、ドレーピング。
コード・チューブ類の接続オッケー!
タイムアウトして、いざスタート!!

みどり病院では、基本的に医師2名、器械出し看護師2名が清潔野担当です。
息を合わせ、器械の受け渡し。
開胸したら人工心肺に接続するためのカニュレーション。

そろそろ臨床工学技士の出番です。
術中管理、よろしくお願いしますね。

 

外回り看護師、臨床工学技士は、術野カメラを見ながら手術の進行を確認。
次に行われることにスタンバイ。
今日は、僧帽弁形成術。
どのように形成されるのか、みんなが画面に注目。

 

形成終了!!
逆流テストで確認。
今日もばっちり決まりました。

あとは、心臓を閉じて止血。
再度、心臓が鼓動を開始すれば、一安心。
人工心肺から離脱できます。
ガーゼ・器械カウントがOKなら胸骨をワイヤーで締め、ラストスパート。
外回り看護師は、機器の片づけ、退室の準備を始めます。
手術が終われば、患者様をストレッチャーに移動、モニタリングしながら病棟ICUへ移動します。
そして、ベッドへ患者様を移動し、周辺の整理整頓。
病棟看護師へ引き継ぎます。

患者様の退室後は、手術室内の清掃、片づけ、物品補充、伝票整理・・・。
まだ終わりません。
看護助手も一緒に清掃、片づけを行います。
器械の洗浄は、洗浄器にお任せするので、その隙に自分たちの空腹を満たします。
そうこうしている間に夕方。
みんなで一致団結!!今日も無事に手術終了。

お疲れ様でした。

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