消化器外科の手術

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今回は、消化器外科の手術について書きます。
みどり病院で行っている消化器外科の手術は、胃・腸・虫垂・胆嚢・ヘルニアなどの手術です。
開腹手術を中心に行っています。
低侵襲の腹腔鏡下の手術は、胆嚢摘出で行っています。
なぜなら、当院は常勤の外科医が斎藤先生1名なのです。
ですから、神戸大学から非常勤の先生の来られる火曜日を消化器外科の手術日にしています。
もちろん、他の日でも緊急で手術が必要な時は、神戸大学から応援に来ていただいたり、常勤の心臓血管外科医の協力を得たりと応援体制を取っています。

看護師は、手術症例にあわせ、器械出し看護師1~2名、外回り看護師1~2名を配置して、安全に手術を受けていただけるよう配置しています。
開腹手術で問題になるのが、何といっても体内遺残です。
ですから、ガーゼカウント・器械カウント・針カウントは重要になってきます。
血液の付いたガーゼは丸まると、血液の塊と見間違えることもありますので、キックバケツの中のゴミは適宜取り除き、ガーゼは落ちたら拾い、ガーゼカウント・ホルダー(写真1)に一枚ずつ入れるようにしています。
出血量もこのまま計ればOKです。
手術中は、腹腔内にガーゼを入れたら、器械出し看護師は外回り看護師に入れた枚数を伝え、ホワイトボードに何が何枚入っているか書くようにしています。
反対に、取り出した時にも伝え、ホワイトボードから数を引きます。
通常、ガーゼカウントは、腹腔内洗浄時・腹膜閉創中・皮膚縫合前の3回行います。
そして、手術終了後、レントゲンにて確認するまでは、挿管チューブは抜きません。
器械は展開時にカウントしておき、追加時に「器械カウント用紙」に追加数を記入し終了時にカウントして合わせています。
今は針付の糸が多く、器械台の上に針がたくさんあり、これを整理するのも大変です。

みどり病院ではダブルチェッカー(写真2)を使用して針カウントを行っています。
8角形になっているのでCR(コントロール・リリース)の8本入りの針を使用する際には数え易いです。
針も「カウント用紙」(写真3)に、その都度出した数、落とした数を記入し、終了時に合わせています。
先生も協力的で、閉腹時には「カウント合ってる?」と聞かれますし、もし合わなければ一緒に探したり、「こっちに1枚あるよ」等、声掛けを行ってくれます。

このように、医師・看護師のコミュニケーションもとれ、良い関係性の中で手術は行われています。

▲(左)写真1、▲(中央)写真2、▲(右)写真3

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