レッツ手洗い!~安心して手術を受けて頂くための感染予防テクニック~

梅のつぼみも膨らみ始め、春の兆しを感じる頃となりました。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。今年の年始は、通年とは全く異なった時間が流れました。
ですが、このような状況下でもみどり病院のスタッフは元気いっぱい!一丸となって感染対策に力を入れて、コロナ禍を切り抜けようと日々奮闘しております。

そんな中、今月は手術室から少し違った視点で感染予防対策の基本であり、もっとも大切な『手洗い』をお伝えしていきます。
その中から今回は手術室手洗いについて詳しく説明していきます。

*手術室手洗いとは
通過菌の除去および皮膚常在菌の減少を目的に医療従事者が手術前に行う手指消毒のことです。

常在菌は毒性が低いため、通常では感染の原因とはなりませんが、手術のような患者様が易感染状態である場合には、感染を引き起こす原因となるため、手術時手洗いにおいては、常在菌まで減少させる厳重な手洗いが必要となります。

方法は、ラビング法(ウォーターレス法)とスクラブ剤を用いた消毒法(スクラブ法、揉み洗い法、ツーステージ法)に大別されます。
当院ではその中でツーステージ法を用いています。

ポピヨンヨードまたはヒビスコール(液体の消毒液)を使用して手洗いを3回行い、清潔な布で手を拭いて、その後ヒビスクラブ(スプレータイプの消毒液)を使用して消毒しております。

2月はガウンテクニック、3月は手洗いと手術室関連のテーマでお送りいたしました。
簡単なようで緻密な工程を踏んでから、手術に臨んでいることがわかっていただけましたでしょうか。コロナ禍で感染拡大防止のためテレワークが普及し、飲食店でも消毒液が常に置いてあるような昨今です。手術室はそれよりずっと以前から感染防止、消毒のスペシャリストであるスタッフが働いています。患者様お一人お一人のため、心配しているその家族のために、いつも以上に感染対策に力を入れて業務に取り組んでいます。

次のイラストは手術室で実際に行っている28項目にもわたる消毒の手順です。
この手順をすべて確実に、省くことなく確実に実施していることを理解してもらい、今回のお話が少しでも患者様の安心のモトになれば幸いです。

〈参考資料 SARAYA〉