その手洗いで大丈夫?~正しい手洗いでコロナ感染を防ごう!~

看護部/外来

さて、昨年から流行している「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」みなさんも耳にタコが出来るほど毎日聞いている話題だと思います。予防喚起のための「3密」も2020の流行語大賞に選ばれたりしましたね。マスクも必須アイテム、フェイスシールドもホームセンターの陳列棚に並んでいるし、スーパーの出入り口には手指消毒剤が設置されており、3歳の息子ですら抵抗なく手指消毒するようになりました。もうおなか一杯と思っていた感染予防策ですが、何だか日常に溶け込んできたようにも思います。

ウイルスについて

ウイルスは自分自身で増えることができず、粘膜などの細胞に付着して入り込み増えます。健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいますが、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
流水と石けんでの手洗いや手指消毒用アルコール(約60%以上の濃度で十分な抗ウイルス効果を発揮)によってウイルスの感染力を失わせることができます。
※アルコール消毒について
濃度60%以上のアルコールを用い、一回量は3~4㎖程度(500円玉程度) また、使用量は手も大きさによって異なり、擦り込みを行う15~30秒の間に乾かない量が適量になります。

手は汚れています!

これも耳にタコでしょうが、手が感染原因の一つと大きな割合を占めていることはもうみなさんご存じですよね。
「トイレの便座よりスマホ画面の方が、雑菌が繁殖している」とも言われていたりして、「トイレの便座の10倍以上も」という驚異の実験結果も出ています。そんなスマホを触っている私たちの手、きれいにしているつもりでもやっぱり目に見えない汚れは残っています。

<汚れが残りやすいところ〜洗い残しに要注意!〜>
・つめ
・指先の腹
・指と指の間
・手のひらのシワ
・親指の周り
・手首まわり

手洗いのタイミング!

“無くて七癖”と言う言葉がありますが、人は無意識に様々な物に触れています。
感染を起こすには様々なルートがあります。
口から食べ物とともに感染する→「経口感染」
くしゃみや咳とともに目には見えない小さな粒子となって排出された病原体が鼻や口から感染する→「飛沫感染」「空気感染」
汚染された物に触って感染する→「接触感染」 

実に様々な感染経路がありますが、基本的には手洗いや手指消毒で、かなりの確率で感染が防げるといわれています。特に接触感染や経口感染の予防には手洗いや手指消毒が欠かせません。
そんな手洗いや手指消毒ですが、要求される清浄度(綺麗さ)によって、3つに分けられます。

手洗いの分類と目的

日常手洗い→汚れの除去
衛生的手洗い→通過細菌の除去
手術手洗い→常在菌の除去

また注意が必要なのが、濃度の高いアルコールを使い続けたり、頻回に手洗いを行う事で、肌のバリア機能が低下し、手荒れが進み菌が滞在しやすくなるため、アルコール除菌と併用して、ハンドクリーム等でのハンドケアが大切です。

先日自分の子どもが、手洗いソープを使い、爪や指の隙間、手首まで順々に手際よく「手洗い」を行っていました。先生から教わったのでしょか。小学校入学前の我が子の年齢でさえ行き渡っている手洗い文化に、感染対策の礎石を見た気がします。誰でもできる、こまめに実行できる「手洗い」の効果を、怠らずに行う重要さを、特に事一年大きく感じています。

コロナ禍でマスクや手指消毒等、感染予防が注目されて早一年が経過しようとしていますが、慣れから日々の感染予防がおざなりになっていませんか? ご縁あってこの記事に目をとめてくださった皆様が、今一度ご自身の手指消毒を含めた感染予防対策を見直すきっかけにして頂ければ幸いです。

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