認知症について

看護部/外来

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今回は認知症をテーマにしたいと思います。
認知症と一口に言っても、単なる物忘れとは異なり症状も多彩です。
これから認知症の症状や病期についてまとめたものをご紹介しますが、認知症を正しく理解する事で対処法や認知症との付き合い方のヒントになることもあると思いますので、一緒に学びましょう。

認知症状とは

病気(脳の委縮、障害による)の症状であり、年齢相応の物忘れとは違います。

中核症状

記憶障害、失行、失語、失認、実行機能障害。
もともとできていた活動(掃除洗濯などの家事、趣味で行ってきた活動など)が、認知症が原因でできなくなってくるもの。

周辺症状(BPSD)

妄想、幻覚、睡眠障害、徘徊、抑うつなど。
記憶することや理屈を考えることが苦手になった認知症者でも感情は保たれています。
不安やイライラ感を募らせると「怒り」の感情が湧き、BPSDが出現します。
従って感情を逆なでしないように安心、ほっとする環境を作り「喜び」の感情を引き出すことで穏やかな生活を送れるように関わることが重要なポイントとなります。
周辺症状に関しては対応方法を誤ると悪化する可能性があります。

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※認知症の正しい理解
平成19-21年度厚生労働省科学研究「認知症高齢者の自動車運転に対する社会支援のあり方に関する検討」(研究代表者 荒井由美子)

 

認知症の原因となる病気はたくさんありますが、原因疾患に応じた治療法やケアが開発されつつあり、根本的な治療法の基礎研究も進んでいます。
従ってこれまで以上に正確な早期診断も必要になってきました。
早い段階で診断がつけば、物忘れなどの認知面での症状や妄想などの精神症状だけではなく、火の元の管理や自動車運転などの日常生活活動が障害されていくことに対しても十分対策が可能となります。

当院では「家族介護者のための支援マニュアル」を備えておりますので、ご入用の方はお申し出ください。
尚、認知症のことでお困りのご家族様は、かかりつけ医師に先ずご相談されることをお勧めいたします。
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