いざという時のために。~食の備蓄してますか~

栄養科

当院では、災害に備えて全病床の3日間の備蓄食を用意しています。
おかゆ・シチュー・カレー・鳥そぼろ・ジュース・水などの種類があり、歯がなくても食べやすい、皿がなくても食べられる、食べたいときに食べられる、常温保存できる、加熱がいらない等の基準で選んでいます。
この度、その中のひとつの賞味期限(5年)が近づいてきたので、新しい物との入れ替えるタイミングで、院内職員に備蓄食を知ってもらうために、備蓄食の味見を行いました。
備蓄食といえば、おいしくなさそうのイメージを持たれがちですが、実際食べてもらうと「おいしい」「違和感なく食べられる」というような意見が出てきました。

さて、皆様のご家庭には非常食や水・食糧のストックはありますか?
災害により、電気・通信・道路などのライフラインが途絶えた時に、復旧するまでの期間は3日間だといわれています。
そのため、最低限3日分の非常食や水を準備しておくのが、望ましいと言われています。

防災意識に関するアンケート調査(株式会社テンダ調べ)では、食料・飲料などの備蓄をしており、定期的な入れ替えも行っている家庭は48%という結果だそうです。
しかし、食料・飲料などの備蓄はしているが、定期的な入れ替えを行っていない家庭は34%という結果で、1度準備して安心している家庭も多いようです。

“ローリングストック”という言葉を聞いたことがありますか?
日常生活で使う食材を多めに常備して使いながら、いざという時のために備える「安心・おいしい・賢い」食材のやり繰り方法のことなんです。
食材を無駄なく使うためにも、備蓄を準備していない方は、まずここから初めてみてはいかがでしょうか?

災害時は、十分に食事がとれない、炊き出しや救援物資によって炭水化物が非常に多い食事となり若い人から高齢者まで、低栄養・栄養不良のリスクが高くなります。
不足しがちな栄養素として、エネルギー・たんぱく質・ビタミン・ミネラルが上げられます。
それを補うために、例えば、缶詰やパウチのおかずでたんぱく補給、野菜ジュースやサプリメントでビタミン・ミネラルを補給したりして、健康を害さない工夫をしましょう。

家庭で準備しておく非常食セット 4人暮らし×3日間 (例)電気が来ていない
<飲食>
◆ごはん(アルファ化米) 24個(1人2個×4人×3日)
◆パン(ロングライフ)やパン缶 12個(1人1個×4人×3日)
◆焼き鳥缶・さば・さんま缶・豆缶等のおかず缶 60個(1人5個×4人×3日)
1缶でタンパク質を11g~17gを取ることができるので、体重60kgに人は1日に4~5缶あればタンパク補給OK。
◆おかずのレトルト食品 (1人1個×4人×2日)
◆カレー 4個(1人1個×4人×1日)
◆汁物・カップスープ 36個(1人3個×4人×3日)
◆ドライフルーツ 12P(1人1P×4人×3日)
◆甘いもの (食べなれた物・好物なら尚よし) 
甘い物は心の安静にとても効果的。災害時に受ける多くのストレスを癒しましょう。
◆ビタミン・ミネラルサプリメント 12P(1人1P×4人×3日)

<飲料>
◆水 36L(1人3L×4人×3日) 
持ち運ぶ場合は500mlのペットボトル2本は最低持ってカバンに詰めましょう。
◆野菜ジュース 12本 (1人1本×4人×3日)

毎日平穏な日々が続けば防災への意識がどうしても薄れがちになってしまいますが、南海トラフ地震も30年以内に70%の確率で起こるとされています。
色々とお話させて頂きましたが、非常食を準備すること・いろいろな備えを日頃からしておくことはとても大切です。
それに加えて、避難場所・家族への連絡方法など家族でちらっと話しあって、いざという時のために備えましょう。

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