知ってる?病院の「一般食」

栄養科

皆さんは病院で出されている入院患者さんの食事って食べたことありますか?
カロリーや塩分が調整されている?バランスが良い?質素?味が薄い?なんていうイメージがあるんじゃないでしょうか?

たしかに!!全部その通り!!
男性女性、その方の体格や病状に合わせてカロリーや塩分は調整し、内容もバランス良く病院食は準備されています。
今までたくさん食べる食習慣を送ってきた方や濃いものが好きな方ですと、病院食は質素で味も薄く感じることでしょう。

そんな病院での食事について何回かに分けてお話させて頂きます。
病院食には「一般食」と「病態食」の2種類があります。
「一般食」は、病態別に特化しておらず、食品をバランス良く調整した食事になります。
「病態食」は、糖尿病食、減塩食、肝臓食、腎臓食、低残渣食等それぞれの病態に配慮した内容の食事内容になります。

今日は、一般食について簡単に説明していきます。
厚生労働省は、「日本人の食事摂取基準2015」という、各年齢の男性・女性と、その方々の活動量に応じて必要なエネルギー量の指針を目安として発表しています。
例えば、50~69歳男性、仕事や生活において座位が多いような方は1日2000~2200kcalを目安に摂りましょう、といったものです。
みどり病院では、その目安を基に病院食の基準を作り、1日で800kcalの食事から2100kcalの食事まで食事量を調整し対応させて頂いています。
今、この記事を読んで頂いている健康な方には、一日に800kcalしか食べられないとか・・・考えられないかもしれませんね。
入院中、高齢の方や絶食だった方等は、800kcal程度の少量の食事から始めて、徐々に胃腸を食べ物に慣れさせていきます。
その他にも、たんぱく質、脂質、炭水化物、塩分などを厚生労働省の指針を参考にバランスよく設定しています。

また、食事の形態も様々で患者さんの咀嚼・嚥下機能(食べ物を噛んで、飲み込む力)に合わせて形、一口大、きざみ、きざみあんかけ、ミキサー、ムースなどの種類があります。
聞きなれない用語もあるかもしれませんが、すべて食品を加工して作っており、食べる方の機能に配慮した形態を選定しています。
病院の「一般食」について簡単に説明しましたが、「一般食」は栄養バランス・適切なカロリー・形態(食べやすさ)の3つを1人1人の患者さんに合わせて調整している食事です。
入院中の食事を通じて患者さんに病気に負けない体作りをしてもらえるよう、私達栄養士は、これからも病院食を準備していきます。

次回は糖尿病患者さんの病院食についてご紹介させて頂きます。

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