育児も仕事も諦めない!!ママさん薬剤師で座談会

私は現在、育休、産休から職場復帰し4人の子育てをしながら、常勤の薬剤師としてみどり病院に勤務しているママさん薬剤師の1人です。育休、産休を取得する以前は残業することも多く、復帰する前は子育てと仕事を両立できるかなど、正直不安なところもありました。しかし、みどり病院では薬剤科内でも同じようにママさん薬剤師として勤務している方々がいるので、子どもの体調不良で急なお休みをいただく時も理解が得られやすく、とても助かっています。私と同じような不安や悩みを抱えているようなママさん達も多いのではないでしょうか。

みどり病院薬剤科には、現在、お子さんがいる薬剤師が、常勤2名、非常勤2名の計4名在籍しています。
そこで今回は、当院薬剤科に勤務しているママさん薬剤師さん達にお話を伺ってゆきたいと思います。

始まりは皆、病院ホームページ?

薬剤師A乃;司会者)
皆さん、みどり病院で働こうと思ったきっかけを教えてください。
薬剤師B美)
今は子どもも中学生になっていますが、当時は子どもが小さく、就職を考えた一番の理由は職員用の保育園があったことです。
薬剤師C代)
自宅から近くの病院を探していましたが、みどり病院は以前からホームページを見て循環器科が強い病院なのかなという印象を持っていました。また、薬剤科のコーナーも見て興味を持っていました。ただ、薬剤師が積極的に活動していることから、「忙しい職場なのかな?」という想像があり、子育て中の私にとって働きやすい職場なのか不安はありました。しかし勤務時間が希望通りだったことと、循環器科を含むそれまでとは異なる分野の勉強をしたいと思っていたこともあり、みどり病院で働こうと思いました。
薬剤師D子)
出産、育児を経て、仕事復帰を考えていた時にホームページの求人を見て、みどり病院に興味を持ちました。勉強会などにも力を入れていて活気のある病院だと思ったことは大きいですが、保育園があるのが決め手になりました。
薬剤師A乃)
私もホームページを見て興味を持ちました。以前は調剤薬局で勤務していましたが、病院で薬剤師としてもっと勉強したいと思っていました。しかし、出産、育児を行っていたため薬剤師として1年以上ブランクがあることと、子育てをしながら常勤薬剤師として働けるかが不安でしたが、みどり病院は私の希望時間で働けることを知り就職を決めました。

子育てのしやすさは天下一の職場環境

薬剤師A乃)
では、次に実際に働いてみての感想を聞いてみましょう。まず、よかった事は何かありますか?
薬剤師B美)
調剤業務だけではなく、色々な業務に携わることが出来るので、勉強になります。
薬剤師C代)
まず、勤務時間についてですが、遅くまで仕事が残ってしまうということはなく、私の希望通りの条件で働くことが出来ています。薬剤師のスタッフは親切な人ばかりです。また、最初に同期入職の人と数日間一緒に研修があり、他部署の人とも親しくなることが出来ました。また、医師が積極的に勉強会を開催して下さっているので、興味があることを学びやすい環境だと思います。
薬剤師D子)
忙しい日もありますが、充実した日々を過ごしています。私と同じような環境の子育て中のスタッフと話ができることも嬉しいです。
薬剤師A乃)
勉強できる環境であり、子育て中のスタッフが多いと色々相談もできるし、お話しもしやすいですよね。私も最初は不安なことばかりでしたが、今では様々な仕事を任せてもらっています。医師や看護師など他部署のスタッフの方々も色々と気軽に話しかけてくれますので、コミュニケーションもうまく取れています。また、良い刺激を与えてくれるスタッフが多いので向上心を持って仕事が出来ていると思います。

ママさん薬剤師ならではの苦悩とは?

薬剤師A乃)
働いてわかった問題点などはありますか?
薬剤師B美)
たまに忙しくて帰りが遅くなることもあり、家族の理解や協力は必要だと思います。
薬剤師C代)
職場の問題ではないのですが、勉強しないといけない分野が沢山あり勉強したいと思っているのですが、「自宅で本を読んだり、学会や講習会に出かけていく時間がなかなか取れないな」と思っています。
薬剤師D子)
急に休んだり、早く帰らないといけなかったりして迷惑をかけてしまうことが辛いです。
家事が手抜きになってしまう日もあります。
薬剤師A乃)
私も皆さんと同じ気持ちです。勉強会などにも参加したいこともあり、そんな時には家族に協力してもらったり、子どもに少し我慢してもらうこともありますが、幸いな事に子どもたちは保育園に楽しく行ってくれているので助かっています。

ママさん薬剤師の働き方、子育てとは

薬剤師A乃)
次に、育児と仕事を両立する事で良いと思ったこと、大変だと思ったことは何かありますか?
何かエピソードがあれば教えてください。
薬剤師B美)
他部署の人と育児の話でコミュニケーションが取りやすくなったことは良かったと思います。一方大変だと思ったことは、仕事中に学校から怪我や発熱の連絡が入り何度か早退したことがあったのですが、その時は働きながら子育てをするのは大変だなと思いました。また、子どもの病院の受診や習い事の送迎の時間に合わせて仕事を調節するのが大変でした。
薬剤師C代)
子どもさんがいる職員が多いこともあり、子どもの病気や学校行事などでお休みを取りたい時も希望を言いやすく理解がある職場だと思います。
薬剤師D子)
入職して早々に子どもが入院してしまい長期間休んで迷惑かけてしまったのですが、その間も子どもの病状だけでなく、私の体調まで気遣って下さり、しんどい時だったので、とても助けられました。
薬剤師A乃)
そうですよね、子どもの体調などで急にお休みいただく時もスタッフの皆さんが快く休ませて下さること、家族にも働くことを理解してもらえているからこそ、やりたい仕事を続けることができているので、私は、周りの方々にはとても感謝しています。
今回皆さんにお話を伺うことができ、色々な意見が聞けて、共感する部分も多く良かったと思います。子育てと仕事を両立するというのは大変なこともありますが、家族や職場の理解や協力があるからこそ、私はやりたい仕事ができて生活が成り立っているのだなと改めて感じました。
これからも感謝の気持ちを忘れず、頑張っていきたいと思います。