心房細動治療 カテーテルアブレーション 循環器内科 稲波 整 ~広報誌「みどりの風」Vol.34~

心房細動治療 カテーテルアブレーション 循環器内科 稲波 整

カテーテル治療の対象

心房細動は不整脈が持続するかどうかで、発作性心房細動と持続性心房細動と分けられます。最初は発作的に心房細動が出現していたのが、徐々に頻度・持続時間が増え発作性心房細動→持続性心房細動になっていきます。症状には個人差が大きいですが、動悸・息切れなどの自覚症状が強い方、お薬で症状が良くならない方、心不全や脳梗塞など心房細動による合併症のコントロールが悪い方などがカテーテルアブレーションの良い適応です。発作性心房細動だと治療効果が高く75歳以上の高齢の方も適応として治療を行っています。

安全に適切な治療を

カテーテル治療を行う方向になった場合、心臓CT検査でその他の心疾患がないかどうか評価し、心臓内に血の塊が疑われた場合には経食道心エコー検査で血栓評価を行います。事前に撮影したCT画像情報とカテーテルの位置情報から3D画像を構築し、その情報をもとにカテーテルの位置情報を把握しています。このような技術により適切な部位の焼灼がより安全に適切にできるようになっています。

治療方法

カテーテルといわれる柔らかい管を足の付け根や肩にある静脈から心臓にもっていき、高周波で心臓の組織にやけどを作り、心房細動のきっかけとなる悪い電気信号が心臓に入らないようにする治療です。治療道具の進歩もあり、治療の成功率が上がり合併症は少なくなってきています。傷口は小さく、手術の翌日より歩行できます。手術中は患者様がしんどくないように麻酔をかけた状態で行い、入院期間は最短3泊4日ぐらいで退院が可能な治療です。

治療の選択

当院の循環器内科や心臓血管外科の外来担当医にご相談ください。病歴をお聞きし、採血、レントゲン、心電図、心臓超音波検査などを行い現在の心臓の状態を把握します。安全に治療が行えることを確認し、実際に治療を行う医師から治療の内容や合併症などの説明を十分行っております。

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