実験!身近なものをレントゲン撮影してみました!(1)

放射線科

~実験してみよう!!~

空港では”麻薬の密輸防止”や”テロ行為防止対策”等のセキュリティ対策として、「手荷物検査」が行われていますが、この手荷物検査でエックス線が利用されていることを皆様ご存知でしょうか?
今回はこの手荷物検査からヒントを頂き、「身近なものをレントゲンで撮ってみよう」ということで、実験をしてみました。

~実験1:携帯電話~

ここ数年の日本での携帯電話普及率は、従来型携帯電話とスマートフォンの2台持ちをする方が増えていることから、100%を超えていると言われるほど身近なものになりました。
今回は従来型携帯電話とスマートフォンをレントゲン撮影してみました。(図1)

図1(左:スマートフォン、右:従来型携帯電話)

従来型携帯電話で当たり前のように付いていたアンテナは、内部ではこのようになっているのですね!
スマートフォンは図1-1ではどこのメーカーのものか分かりませんでしたが、レントゲン撮影をするとスマートフォンの背面に描かれている有名なりんごのマークがみえました。
図1-2でそれぞれ写っている四角いものは内蔵されている電池なのですが、従来型携帯電話に比べてスマートフォンの方が電池のサイズが大きくなっていることがよく分かります。

~実験2:電池~

コンビニやスーパーマーケットなど身近に売られている電池。
外見は金属の塊なので白い塊として写るのではと思っていたのですが、撮影条件を調整することで内部もみることができました。(図2)

図2

電池の内部は、とてもシンプルな構造のようですね。
単4形電池と単3形電池では、図2-2を見る限りでは大きさ以外に違いはあまり無いように見えます。

~実験3:文房具~

身近なもの3つ目として、文房具を撮影してみました。
ラインナップは、ホッチキス・消しゴム・ネームペン・油性マジック・ボールペン・鉛筆・はさみ・カッターの8つです。(図3)

図3

撮影条件(管電圧、管電流、撮影時間)を調整することで、ホッチキス内部のバネやホッチキスの針まで確認することが出来ました。
消しゴムは名前の通りゴムであり、金属ではないのですが、厚みがあるためレントゲン写真でもはっきりと確認することが出来ます。
油性インクはレントゲン写真では写りませんでしたが、鉛筆の芯はレントゲン写真で確認することが出来ました。
はさみは、図3-2より持ち手部分は全てプラスチックのみで作られていることが分かります。
また図3-1でははさみの刃の部分はカバーに覆われ確認することが出来ませんが、図3-2のレントゲン写真では刃の部分の形を確認する事が出来ますね。
カッターは黄色いプラスチックで覆われ見えなかったところが、レントゲン写真ではハッキリと確認することが出来ます。

~最後に~

今回は身近なものをいくつかレントゲン撮影してみました。
撮ってみようと予定されていたものの中にお札も候補としてあがっており、撮影に挑戦してみたのですが、医療用のレントゲン装置ではお札のような薄いものを写し出せるほどの低い線量を出す事が出来ず、お札をレントゲン写真として写し出すことは出来ませんでした。
今回は実験1回目ということでしたが、実験2回目も出来ればと思っておりますので楽しみにして頂ければと思います!
放射線科が行っている検査や画像にてついてなど、様々な記事を書いておりますので是非そちらの方もご覧下さい。

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