放射線は日常的に浴びている

放射線科

普段から放射線を浴びている?

レントゲンやCT検査など放射線を使用する検査を受ける際に被ばくを気にされる方は少なくはありません。
ですが自然界には放射性物質というものが数多くあり、私たちはレントゲンなどの医療の検査や治療で受ける放射線以外にも普段から放射線を浴びているのです。
こうした放射線を自然放射線と呼びます。

宇宙から

宇宙空間には多数の放射線が行き交じっていて、その中に地表まで届くものもあります。
この宇宙からやってくる放射線のことを宇宙線といいます。
宇宙線は体外から外部被ばくを起こすので、私たちが外にでている時には宇宙線によって常に被ばくしている状態にあります。
地表のほうでは大気によって宇宙線のほとんどが遮られていますが、高いところにいるほど大気が薄くなるので、飛行機に乗る際や高層ビルや山の上などのほうが宇宙線からの被ばく量も多くなります。

大地から

大地の土や岩石からも放射線がでています。
墓石などに使われる花崗岩や、建物に使われているコンクリートや岩石の中にも放射性物質が含まれています。
このことから屋内のほうが屋外よりも放射線量が多いことがあります。

植物から

動物や植物は生きていくために無機物を体内に取り入れます。
その無機物の中に放射性物質が含まれていることがあります。
人間や動植物はカリウムが生きていくために必要ですが、カリウムにはカリウム40という放射能を持った放射性同位体が存在します。
つまり食事をするとカリウムと一緒にカリウム40が体内に取り込まれ、蓄積していくかもしれません。
しかしこのような放射性物質は時間経過により放射能が弱まったり、新陳代謝によって体外に排出されるため、体内での割合はほぼ一定に保たれ増えることはありません。

空気から

空気の中にあるラドンというガスも放射線をだしています。

どのくらい

自然放射線の量は世界平均で2.4ミリシーベルトといわれています。
数字ではイメージもしづらいと思いますが、胸部レントゲンの撮影では一回0.04ミリシーベルトです。
原爆被災者の疫学調査等では100ミリシーベルト以下の被ばくで有意な健康影響の発現は認められていないそうです。
被ばくといっても日常生活での自然放射線での被ばくを心配するのはあまり合理的ではないといわれています。
ですが不要な被ばくを避けるのはもちろんのことなのでレントゲンやCTを撮影される際に心配な方は気軽にご相談ください。

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