気になるお腹周りを一刀両断!!CT画像でみる内臓脂肪と皮下脂肪!!

放射線科

新年あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけて“クリスマスケーキ”にはじまり“おせち料理”や“お餅”など、たくさん美味しいものを食べたのではないでしょうか?
そして「外は寒いし、、、」と、温かい部屋でゆっくり過ごすと気になってくるのが

“お腹まわり!!”

今回は、そんな気になるお腹周りのお話。
「内臓脂肪」「皮下脂肪」について、ご紹介させて頂きたいと思います。

そのまえに、、、

~BMIとは~

BMIという言葉を「聞いたことがある」あるいは、「実際に算出したことがある」という方は多いのではないでしょうか?
BMIとはBody Mass Indexの略で、世界共通の“体格指数”として認められており
BMI=体重(kg)÷(身長(m)の2乗)で求めることが出来ます。
日本では18.5~24.9が普通体型としての範囲とされており、基準は22とされています。

~内臓脂肪と皮下脂肪~

どちらも良く聞く言葉だと思いますが、これらはどう違うのでしょうか?

◇内臓脂肪◇
内臓周辺に蓄積する脂肪で、特に上半身に付きやすいのが特徴。
内臓脂肪は付きやすいですが落としやすい特徴もあり、この内臓脂肪型の肥満をその体型から「リンゴ型肥満」と呼び、男性に多い肥満タイプとなっています。

◇皮下脂肪◇
皮膚と筋肉の間に蓄積する脂肪で、特に下半身に付きやすいのが特徴。
皮下脂肪はゆっくりと付き落としにくい特徴もあり、この皮下脂肪型の肥満をその体型から「洋ナシ型肥満」と呼び、女性に多い肥満タイプとなっています。

~内臓脂肪と皮下脂肪をCT画像で見てみよう(正常画像編)~

内臓脂肪測定の画像を使って内臓脂肪と皮下脂肪を見てみましょう。

CTで内臓脂肪測定を行う際はおへその周り(ウエスト)で測定を行い、図1に示すとおり赤色が内臓脂肪、青色が皮下脂肪となります。

それでは、男性と女性それぞれの正常画像を見てみましょう。
今回はBMIの値が20前後で、腹囲などがメタボリックシンドロームの基準値以下の方を選んでみました。

図2のお腹の断面画像を見て頂くと、男性と女性とで筋肉や脂肪の付き方に大きな差があるのがお分かり頂けるのではないでしょうか?
このように、CT検査によって断面画像を撮ることで見た目だけでは分からない情報をたくさん得ることが出来ます。

~内臓脂肪と皮下脂肪をCT画像で見てみよう(比較編)~

ここからは、画像だからこそ見えてしまう。。。
そんな数値だけでは分からない現実を見ていきましょう!

*腹囲がほぼ同じAさん(女性)とBさん(女性)のCT画像を見てみましょう。

図3において、80代女性二人の画像を比較してみました。
腹囲・BMI・年齢がほぼ変わらないお二人なのですが、画像からもお分かり頂ける通り内臓脂肪と皮下脂肪の付き方が全然違いますよね!

AさんはBMIが20前後と正常値内でしたが、内臓脂肪面積が100㎠を超えているので「隠れ肥満」という結果となりました。
しかし、BさんはBMIが20前後と正常値内でかつ内臓脂肪面積も正常値内なので、「正常体型」と言えます。

このように一見似た物どうしであっても、CTで内蔵脂肪測定を行い内臓脂肪や皮下脂肪の面積を測ることによって大きく結果が分かれてしまうのです!
ただ、Bさんの皮下脂肪が多い体型が良い訳ではありません。皮下脂肪も付きすぎると心臓や足腰に負担がかかりますので気をつけましょう♪

~最後に~

今回は食べ過ぎや運動不足によって蓄積される、内臓脂肪と皮下脂肪についてご紹介させて頂きました。
「たくさん食べてゴロゴロしていたし、太ったかもしれない。。。」と思いつつも、次の瞬間には「意外とウエストは変わってないから大丈夫!」と思ったり、「意外と体重増えてないから大丈夫!」と考えてしまうものです。こういうときってなぜかポジティブになれますよね。笑
しかし、CT画像でお腹の断面を見てみるとそこには恐ろしい現実が。。。なんてことがあることを、今回の記事によって伝わっていたら良いなと思います。
これを機会に、内臓脂肪測定検査を受けてみるのもいいかもしれませんね♪
「CTによる内臓脂肪測定検査」について、気になられた方は是非お声がけ下さい。

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