ろうけん(介護老人保健施設)ってどんな所?」 ―介護老人保健施設みどりの丘―

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今年初めてお届けする地域連携室からの情報発信は、「ろうけん(介護老人保健施設)」についてです。

誰もが、家族に迷惑をかけることなく、最期まで健康でと願う中、介護が必要になった時どうしようと不安を抱いていることでしょう。
内閣府が発表する介護が必要な75歳以上の方は、23%という割合で、実に4人に1人が何らかの介護を受けているとされています。

みどり病院地域連携室では退院後に医療や介護が必要と思われる患者様に退院支援(どこで療養するかの支援)と退院調整(療養場所の調整)を行っておりますが、常時入院患者様の6~7割の方を担当させていただいております。
このことから、介護が必要な高齢者を家族だけでサポートするのではなく、社会的な資源を利用して地域で生活できるようにサポートすることが当たり前の生活になっていることがよくわかります。
今回は、自宅での生活が難しくなった要介護者の第2の人生として生活する介護老人保健施設(みどり病院併設:みどりの丘)について紹介いたします。

介護老人保健施設とは?

通称「ろうけん」といわれています。
介護保険で要介護と判定された方が入所される施設で、病院と生活の場の中間施設と位置付けされています。
骨折や麻痺等で自宅での生活が難しくなった方が一時的に入所し、リハビリテーションやレクリエーションを行いながら共同生活を行います。
長期的に入所できる施設ではないので、リハビリテーションを行い、自宅や自宅とみなされる特別養護老人ホームや高齢者施設の入所の調整を行うところです。
それでは、みどり病院の関連施設であるみどりの丘を紹介いたします。

介護老人保健施設みどりの丘

介護老人保健施設「みどりの丘」は、平成24年10月に明石海峡大橋を望む空気のきれいな垂水区の丘に開設された、私たち倫生会にとって初めての介護老人保健施設です。
みどりの丘では「倫(とも)に生きる。」の理念のもと、介護を必要とする高齢者の皆様に誠実に向き合い、心優しいスタッフのすばらしいチームワークで、ご利用者の方々をあたたかくお迎えいたします。
是非、本HP内のみどりの丘ページをご覧ください。(https://midori-hp.or.jp/midorinooka/

利用者の声

年末に入所が決まったYさん

骨折して、自宅で生活が難しくなり、困っていたところみどり病院から介護老人保健施設みどりの丘を紹介してもらいました。
以前から知っている廣田副院長が施設長をされていて、安心して家族をお願いできます。病気になった時もみどり病院に受診できるので、病気の時も普段の生活も安心してお任せすることができます。
お正月はゆっくり施設で過ごしてきます。

入所中のIさん

介護老人保健施設みどりの丘ではさまざまな行事が季節ごとに行われています。お正月には、それぞれのユニットの入所者が大きなお正月飾りを作り、優秀賞を競い合いました。私のユニットは3位入賞だったけれど、皆で協力して作ったお正月飾りはとても楽しくできました。施設長の廣田先生から表彰状ももらい、感動しました。来週は、皆で柿本神社に初詣でに行くことになっていて、とっても楽しみです。

介護老人保健施設「みどりの丘」いかがでしたか?
お正月の様子は、改めてみどりの丘より発信されます。その記事も併せてご覧ください。
大切なご家族が自宅での生活が難しくなった時、お一人で悩まないでください。
きっと良い方法が見つかります。
私たち地域連携室は患者様だけでなく、ご家族の生活も考えたサポートを提供いたします。
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