地域連携室より「医療・介護・福祉の橋渡し」

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病院からいきなり退院と言われたら?

最近ではこのような経験をされている方が
多くいらっしゃると思います。

ひと昔、いやふた昔前までは病気で入院
されたらお元気になるまで入院というのが
殆どでしたが、医療の発展や高齢化に伴い、

「医療は医療」

「介護は介護」

別々に考えるようになってきました。

病気で入院され、病気は治療したけれども介護が必要な状態になった。
という高齢者が多い中、病院も国から指定されている 【平均在院日数】の指定を守るため、「もう少し経過を見たい」「もう少しリハビリをしたい」と思っても退院をお願いしなければなりません。

平均在院日数:病院全体で一人一人の患者さんが何日間入院しているかを示す指標。 みどり病院では24日以内と決められています。

みどり病院では、入院中に受けられた医療や看護、介護が地域に戻られても引き続き継続して受けられるように入院早期から地域連携室のスタッフが介入し、見守りを行っています。

<患者さんのアセスメント>
・主治医より:手術が必要だったり、病気が重症だったりするため入院が長引きそうな状態であることが予測される場合
・病棟スタッフより:これまでできていた排泄や食事摂取にケアを必要と判断する場合
・セラピスト(リハビリスタッフ)より:退院時に可能と思われる個々の動作のゴールについての予測

等々病院内でそれぞれの患者さんのカンファレンスを行い、退院に向けて患者様・ご家族様と相談し療養先の支援を行います。

<療養先が決定したら>

担当ケアマネジャーを中心に
・在宅療養:(必要に応じ)訪問診療医、訪問看護師、訪問リハビリ、ヘルパー、訪問入浴、訪問薬剤師、福祉用具 等々の調整
・施設入所:施設相談員と入所についての面談打合せ
・転院:転院先の相談

退院支援の内容を基に退院計画を実施していきます。

このように地域連携室スタッフはみどり病院での治療や看護、介護だけでなく退院後の療養も一緒に考え支える部署であります。

医療・介護・福祉の橋渡し

地域連携室をどうぞよろしくお願いいたします。