利用者さん一人一人に寄り添って ~感染予防・高齢者食中毒予防研修~

ホープ/希の丘

当事業所のヘルパー、スタッフが一堂に会して、様々なことを学びあうヘルパー研修。
今回は「在宅の感染予防・高齢者の食事」についての研修を実施しましたのでご紹介します。

■在宅の感染予防

感染予防については法令に基づき毎年研修を行っています。
私達ヘルパーは抵抗力の落ちた高齢者様のお宅に訪問することがあります。
ヘルパー自身が感染の原因にならないよう病原微生物に対する正しい対応、食中毒の予防に対する知識を研修しています。
カバンの中にはヘルパーの七つ道具ともいえるエプロン(家事用、身体用)、マスク、使い捨て手袋、携帯用ハンドソープ、アルコール消毒液、タオルなどのアイテムを揃えています。
家事援助(掃除・洗濯・シーツ交換布団干し)や身体介護(入浴、排せつ、清拭)時に注意すべき感染症、また利用者さんの感染症を予防するための観察ポイントを学びました。

■高齢者の食事〜食材の選び方、保存、調理の工夫〜

高齢者の方は味覚や嗅覚が鈍感になっている場合がありますので、調理をしながら冷蔵庫内の食材の消費期限や、腐りかけの食材はないか、食べ忘れたままになっていないか、食中毒予防の観点から、訪問時に確認することが必要です。
高齢者の食事については歯の欠損や義歯の不具合、脳梗塞の後遺症、食事への関心が薄れたりで上手く栄養が摂れていない場合があります。
低栄養状態になると様々な症状を引き起こしていきます。
噛んで食べていただくための食材の選び方、切り方の工夫を学びました。
また当日のアンケート調査では、各ヘルパーが実際に調理で工夫していることとして次のような事例が挙げられていました。

(実際に調理で工夫していることは?)
・虫歯や歯がない方、むせやすい方にはこんにゃくや咀嚼しにくい食材を使用しないよう心掛けています。
・単品を好まれる方で嚥下や咀嚼状態がよくない場合は、雑炊のような単品で、多くの野菜を細かく切り、栄養バランスが取れるようにしています。
・大根、ごぼう、レンコンなどの食材は電子レンジにかけて少し柔らかくしてから煮たり、炒めたりします。また、薄味でとろみをつけてだし汁も食べられるようにしています。
・葉物野菜の和え物や汁物の具はみじん切りにします。また、えのき茸をみじん切りにして入れるととろみがつきます。
・薄切り肉は片栗粉を付けてからゆでたり、炒めたり、揚げたりした後に野菜と絡めたり、煮たりすることでとろみがついて食べやすくなります。

■研修を終えて

在宅介護ではそれぞれの利用者さんごとに家庭環境や価値観も様々ありますので必ずしもマニュアル通りにはいかないこともあります。
私たちは、担当者それぞれが工夫して一人一人の利用者さんの身体の状態、ご本人の気持ちに寄り添いながら在宅介護にあたりたいと思います。

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