くしゃくしゃ笑顔にほっこりします。Tさんのこと

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Tさんが入居されたのは8月半ばでとても暑い日でした。
「Tさんいらっしゃい」と職員が挨拶すると「よろしく」と土佐弁で応えてくださいました。
とびっきりの笑顔と共に・・一気にその場が明るくなりました。

Tさんはご主人の亡くなられた後は息子さんの暮らす神戸に来られることになりました。
神戸に来られ、しばらくしておひとり暮らしの住まいにて転倒され、左大腿骨骨折で入院、手術となりました。
そしてその後、みどりの丘に入所となられました。

みどりの丘では、その愛くるしい笑顔とさっぱりとした性格ですぐに他の入所者様やスタッフと打ち解けられました。
2年ほど入所され、その後は自宅に戻られ、みどりの丘のデイケアに週2回通われることになられました。
デイケアでも皆さんの人気者で、玄関からフロアに着くまでに事務所のスタッフ、リハビリ課のスタッフ、入所者様からも「Tさんおはようございます」「Tさんお元気ですか?」と声がかかり、なかなかデイケアのフロアにたどり着きませんでした。
一人暮らしに戻られ、病院や買い物にもシルバーカーで通われ、自立した生活に戻られた矢先に再び自宅で転倒され骨折、入院されたのち再入所となられましたが、希の丘が建ち、息子様、お嫁様と相談され、Tさんは「あそこに住む」と希の丘に入居となられました。

こちらに入居されてからも、すぐに他の入居者様とも打ち解けられ日中はほとんどの時間をフロアで皆さんやスタッフと談笑されたり、カラオケに参加されたりして楽しそうに暮らされておられます。
Tさんは編み物がとてもお上手で、持ってこられた洋服の中には手編みのセーターや帽子などがありますがお店で売られていてもおかしくないものばかりです。
スタッフに「Tさん、すごく上手ですね。今度、編み方を教えてくださいね」と言われ、「ええよ」とくしゃくしゃの笑顔で応えておられました。
時々、みどりの丘に仲良しのKさんに会いに出かけられます。
やはりなかなかデイケアのフロアにたどり着けませんが・・・

とにかく笑顔がとびきり素敵です。

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