もっと知ろう利用者様のこと ~ヘルパー研修より~ 「地域の見守り活動と在宅認知症高齢者」「定期個別研修の評価」

ホープ/希の丘

9月22日(土)第81回ヘルパー研修を行い、地域の見守り活動について学びました。
今までの研修の中でも、認知症については、色々な事を学んできましたが、今回は在宅認知症の高齢者の方を介護している方にどのようなアドバイスを行ったら良いか「介護疲れしない為の工夫」「認知症を正しく理解して、認知症の方との良い関係を」を学びました。
また、私たち自身、日々の認知症ケアで【「利用者を知る」が出来ていますか?】という課題を講義とワークショップのグループに分かれての話し合いで考えました。

■講義の内容

地域の見守り活動(神戸市)
・高齢者の地域の見守り活動とは・・・
・高齢者の異変とは・・・
・地域支え合い推進員の配置について
「協力事業者による高齢者見守り事業」
事業の概要と協力事業者の一覧
・神戸市における高齢者見守りのあり方の検討会報告書について

在宅認知症の高齢者を介護している方へのアドバイス
・介護疲れしない為の工夫
・認知症を正しく理解して、認知症の方との良い関係を!

認知症ケア「利用者を知る」が出来ていますか?
「利用者を知る」ことで、信頼関係が生まれる・行動を理解するヒントになる小さな変化に気づける。

症状だけでなく、利用者本人に対する理解が非常に重要。
利用者を知ることで困難なケースにも対応出来る。
利用者について知っていることを共有する。
得た情報はチーム全員で共有する。(報告することは重要)

利用者の生活歴を知ることが穏やかなケアにつながります。
生きてきた過程を知ることで、気持ちを理解できる。
生活歴:出身地や家族構成・輝いていた時代について・暮らしのなかのこだわり
苦手なこと、辛い経験

介助をしながら、利用者を知ることはできます
利用者の身の回りには「知る」ヒントが隠されています。
「○○しながら」できる生活歴の引き出し方
食事介助をしながら、食べ物の話をしてみる。
入浴介助をしながら、昔話をしてみる。
掃除をしながら、持ち物をチェックしてみる。

1人で抱え込まず情報を共有することが大切です
情報を持ち寄ることで、共通認識が持てる。
自分が得た生活歴はもちろん「薬を飲まなくなった」「口数が急に減った」というような日々の変化、「着替えるとき、○○と伝えたら、うまくいった」というような対処法についても事務所内で共有しましょう。
良いことだけでなく、対応を誤ってしまったことも自分の中にしまっておかず、正直に報告して下さい。
認知症の利用者は不安を抱えながら生活をしている為、ちょっとした変化にも敏感です。
だからこそ、みんなで共通認識を持ち、安定したサービスを提供したいものです。

■ワークショップの内容

ワークショップ①
認知症の利用者についてどれだけのことを知っていますか?書き出してみましょう。
年齢・出身地・職歴・得意なこと・好きなこと・生活習慣のこだわり等

ワークショップ②
ある認知症の利用者(女性・80代)の台所の様子をイラストにしたものです。気付いたことを書き出してみましょう。

ワークショップ①・②を各自で記入し、その後、グループに分かれて話し合い発表してもらいました。

ワークショップ①では、普段なんとなく頭に入っている情報を書き出すことで改めて利用者について知ることができました。
他の人はどこまで、利用者のことを知っているのかを知ることができたと思います。
自分が知らないことを知っている人は、なぜ知ることが出来たのかを今後、考えてみることが必要でしょう。

ワークショップ②では、人によって気づいたことや視点がさまざまだったと思いますが、グループで推測した点は、ほぼ同じでした。
人が気づいたことを自分が気づけなかったのは、どうしてかをこれぞれで考えてみることが必要でしょう。

■研修を終えて

認知症の利用者が増えてきています。
訪問介護では、利用者に関わる時間が限られていて、短時間の中で決められた仕事を終える必要がありますが、短時間でも日常のなにげない会話のなかから探ることはできますし、部屋の様子からうかがい知ることができます。
日頃から意識して接すれば、知る(=気づく)力がつくはずです。
利用者の生活歴を知ること、そしてその情報を共有することの重要性について、この研修で理解を深めることができたと思います。
各々が今回の研修で学んだことを頭において、今後のサービスを実施してほしいと思います。

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