第89回ヘルパー研修会~高齢者虐待(在宅介護での虐待の危険性)、法令遵守、報告の義務と重要性等~

ホープ/希の丘

去る10月3日(土)に第89回ヘルパー研修会を開催しました。今回は介護職員と介護保険業務に携わる全職員が参加して、新型コロナウイルス感染症の予防対策を施した上で、無事に終えることが出来ました。

▸学んだこと

研修では家族や親族における在宅介護での虐待、法令遵守、報告の重要性について学びました。2017年の統計によると在宅介護での虐待件数は1万7000件以上となり、その被害者のうち8割が認知症の患者さんだそうです。家族や親族が虐待をしてしまう要因については介護疲れや介護への知識不足、認知症症状の理解不足や自覚なき虐待などが挙げられます。

▸自覚なき虐待とは、、、

仕事や家事の両立をしながら懸命に介護をしておられる中で、介護疲れや認知症症状の理解が出来ない現状で悪気なくやり方を間違ってしまい、結果的に虐待につながってしまうことがあります。介護者である家族や親族に余裕がなくなっているのでは?と利用者の状態の変化から様々な課題を感じることにもなります。
在宅介護は家族が孤立しやすくなりがちです。認知症症状のある方は特に自身で虐待を受けていると気付かない場合もあります。虐待の兆候、生命や尊厳が脅かされることがあれば直ちに訪問介護ヘルパーは報告を行うことになっています。

▸訪問時の心掛け

訪問介護ヘルパーの日頃の訪問時にも注意して観察しておくべきところは何かしらあるものです。当事業所では、利用者さんに関する気掛かりなこと、例えば顔色、表情、声、心身の状況、生活環境の変化などについて『特にお変わりありませんでした』という報告はしないように指導しています。また複数の訪問介護ヘルパーが入るお宅では職員間で情報を共有し変化に対応出来るよう努めています。

▸研修を終えて

訪問介護ヘルパーは一人で訪問している仕事ですが、利用者さんを医師、看護師とともに診る医療チームの一員であり、組織の中で動いているということを自覚し、一人一人の利用者さんを尊重した振る舞いを心がけた質の高いケアを目指していきたいと思います。

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