正しく恐れ、正しい知識に基づいた適切な感染予防策の実践を【第90回ヘルパー研修会】

ホープ/希の丘

みなさん、こんにちは。枝吉ヘルパーステーション ホープの安藤です。
新型コロナウィルスの流行が終息しない中、今回のヘルパー研修は‘密’を避けるため月内に個別分散で実施しました。

さて、介護職の感染予防を考える時、施設で勤務する介護職の場合は、施設自体が感染予防対策をしていることが多いので、その指針通りに従っていれば問題ありませんが、ヘルパーの場合はご利用者の自宅に行きますので、ある程度自己防衛の知識が必要になります。

今回のテーマ

今回は次の二点について学びました。
①ヘルパーが覚えておきたい感染症対策、予防方法の基本について
②接遇マナーの5原則

感染が起こらないようにヘルパーができること

感染は細菌やウィルスなどの病原微生物によって引き起こされますので、細菌やウィルスが体内に入らないように注意する必要があります。

▸訪問先ごとに靴下を変える
少し手間かもしれませんが、訪問先ごとに靴下(スリッパ)を変えることは非常に有効なことです。(除菌スプレーや除菌シートで拭くことも有効でしょう。)手であれば洗うことで対処できますが、足は床につきますし洗うことができません。このためご利用者宅で付いた細菌やウィルスを別のご利用者宅に持ち込んでしまう可能性があります。

▸上着を持ち込まない
コロナウィルスやインフルエンザウィルスの蔓延防止のため、上着に付着したウィルスをご利用者宅や自宅に持ち込まないようにしなければなりません。特に冬場は細菌やウィルスが発生しやすく消滅しにくいので注意が必要です。

▸正しい手洗いの実践
例えば調理する時は、調理前や調理中の手洗い、更には包丁、まな板などの調理器具を洗う頻度など、感染予防と食中毒も考えた正しい手洗いの方法を身につけなければなりません。

▸マスクが必須

人と会話する時にはマスクを着用し、マスクで鼻から顎までしっかり覆います。マスクを付ける前、触った後は手洗い、手指消毒を行います。

▸消毒用のアルコールを携帯する
携帯用の消毒用アルコール(75%以上)を常時持ち歩くようにしましょう。

▸感染対策のポイント
一般家庭で行われる在宅介護では、医療機関と異なり感染対策に必要な準備などが十分に行われていないことがあります。単に怖いという意識のみで正しい知識が希薄なことも多いのではないかと思われます。ご利用者は感染、発症(重症化)しやすい状態にあります。細菌やウィルスは手や物を介して伝わります。細菌やウィルスを排除、減少させることが重要です。またご利用者が感染源であっても介護する私たちが必ずしも感染するわけではありません。過剰な反応は周囲を混乱させます。十分な知識と配慮が必要です。

訪問介護員の接遇

▸接遇マナーの5原則
(挨拶)
ご利用者・ご家族に歩み寄るために相手の目を見てにこやかに挨拶をします。※目の高さや距離に注意します。

(言葉遣い)
敬語で話すことが基本ですが、丁寧すぎても堅苦しく感じます。敬語でも日常的かつ家庭的な安心感が感じられる柔らかい表現が理想です。親しみを持って会話することが大切です。※なれなれしい言葉遣いとは違います。

(表情・態度)

ご利用者は働いているヘルパーの動き、表情をよく見ています。無愛想な表情や硬い表情をしているとご利用者も警戒心を抱き友好的な関係が築けません。

(身だしなみ)
相手に不快感を与えない清潔な身だしなみを心掛けます(髪、姿勢、目線、顔の表情、持ち物、衣類など)。特に今は常時マスクを着用しており表情が見えません。声や言葉が聞き取りにくい場合もあります。単に大きな声で話すときつく聞こえてしまう場合もあります。ご利用者に合わせた対応を行う必要があります。

最後に〜正しく恐れ、正しい知識に基づいた適切な感染予防策の実践を〜

今回は新型コロナウィルスが猛威を振るい、その第三波が広がりを見せるさ中での開催となりました。訪問介護の業務においては、非常に緊張感を強いられる状況が続いています。しかしながら、むやみに怖がり効果のない対策を講じても意味がありません。私たちにできる正しい予防対策を知り、実践していかなければならないと考えています。

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