「看護学生さん頑張って!」~私達みんなで在宅看護実習を応援しています~

みどり訪問看護ステーションでは、現在看護専門学校2校と、看護大学1校を受け入れています。
学校により実習期間が4日間から2週間と違いがあり、初めが在宅看護実習の学生さんもいれば、病棟実習を終えて来られる学生さんもおり様々です。
当ステーションは、実習指導者だけではなく全スタッフが学生さんに関わっています。
訪問看護の経験が短いスタッフもいれば、20年以上のベテランスタッフで学生さんを一生懸命指導しています。
経験の短いスタッフが、学生さんを初めて同行訪問する時は学生さんだけではなく、訪問看護師もドキドキ緊張していると思います。(私は緊張していました!)
普段一人で車を運転し訪問しますが、学生さんが同乗することで普段より一層気を付けて運転していると思います。又、ステーションに帰らず次の訪問に移動できる場合も、学生さんを事務所に送る為に一旦帰る事もあります。
若干の苦労話ですが・・・
そんなこともありますが、在宅実習が楽しい、将来訪問看護師になりたいと学生さんが思えるように、全スタッフが関わってくれています。
私達がそんな思いを持ちながら見守ってきた13人の看護学生(3・4年生の20~40歳代)の学びを紹介したいと思います。

実習を終えて~看護学生さん達の声~

*どのような利用者様を担当しましたか*

  • 要介護5、80歳代女性。パーキンソン病。ストーマ、P-TEG造設。
  • 介護者80歳代、認知症の診断あり要介護2の老々世帯。
  • 100歳を超えた認知症の女性。息子さん、お嫁さん、お孫さんとの4人暮らし。
  • 80歳代の女性。心房細動、脳梗塞後遺症、左半身麻痺。
  • 1室で寝たきり状態(家族の介護力は低い) PEG,Brカテーテル留置中。

*どのようなケアが印象に残りましたか*

  • 訪問看護師の関わり方で、その場の雰囲気が明るくなっていた。
  • 訪問看護師の不在時に困らないように、介護者である家族に解りやすく指導していた。
  • 利用者さんだけではなく、家族の健康管理にも気遣って話をしていた。
  • 御家族の苦痛、不安が少しでも軽減できるように関わっていた。
  • 認知機能の低下した利用者様でも敬意を払って、コミュニケーションを図っていた。
  • 家にある身近な物(洗剤ボトル、100均グッズ、S字フック、新聞紙等)を工夫して様々な用途に活用。

*訪問看護ステーション実習を終えての感想*

  • 療養者さんだけではなく、家族の健康状態や心理状態も含めた援助が大切であると思う。又、多職種と連携をとり療養者さん、家族のサポートを行う事が必要だと学んだ。
  • 在宅では、その人の生活の場に踏み込むため自分の基準で考えず、その人の生活を受け止めケアしていく事を学んだ。
  • 自宅で療養させてあげたいと思っておられる、家族の思いに触れることができた。
  • 様々な生活背景、家族の介護力にも違いがあり、足りない部分は社会資源を活用しその人の生活をサポートしているという事を学んだ。
  • 利用者さんが安心して生活できるように、医療的なことだけではなく生活を踏まえた上での配慮が必要だと学んだ。

~一人一人の触れ合いを大切にし、“人生”に寄り添える看護師を目指して~

在宅看護では「我が家」という病院では味わえない穏やかな時間があり、長年住み慣れた家は「力」にもなります。
利用者様やその家族様が、普段のなかで交わす何気ない会話や、訪問中の笑い、ケアに使用する物品等、病院や施設とは違い学生さんにとっては、新鮮に感じ驚く事もあったのではないでしょうか?
訪問看護には看護の原点があります。
「食べる」「排泄する」「寝る」といった生きる為に必須の人間の営みを支援し、利用者様の生きようとする力を支える事だと思います。
その人自身に向き合う事が訪問看護師に求められると思います。
そのためには、利用者さんの生きてきた生活史を知ることが必要だと思います。
人との関わりが好きで、そして「病気のAさん」ではなく「Aさんが、病気になってしまった」という意識を持ち、体調の変化に注意しながら生活を支える事が、ありのままのその人を観るという看護に繋がると思います。
短い期間での記録整理、どうしたらいいのか不安になったり、緊張しケアだけに集中してしまう事がありますが、実習で助言された事や学んだ事は、看護師になっても記憶に残ると思います。
その事が自分自身へのスキルアップに繋がると思います。
これから多くの方の人生に寄り添うことになる看護学生の皆さん。
仕事を始めると辛い事、大変な事をたくさん経験することもありますが、一人一人の触れ合いを大切にして頑張ってください。
そして、皆さんが素敵な看護師に成長し、将来訪問看護師として一緒に働ける事を心から楽しみにしています。

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