今年の管理栄養士の卵たち~平成30年度版~

今年も実習生を6月の後半と8月の後半の2回に分けて受け入れ実習を行いました。
当院に実習に来てくれた実習生たちは管理栄養士になるための養成課程に通っている大学生です。
学生たちは管理栄養士になるために事業所(会社の職員食堂のようなところ)、保健所、病院の臨地実習にいきます。
病院での臨地実習は2週間あります。
臨地実習に来てくれた管理栄養士の卵たちに今回は3つの質問をしてみました。

☆みどり病院に臨地実習に来て

Q.実際の管理栄養士の仕事にどんな印象を持ちましたか?
「実習初日はとても緊張していましたが、教えてくださる先生方がとても優しく丁寧に教えて下さったため緊張も徐々にほぐれていきました。」
「初日の褥瘡回診から始まり透析、中心静脈栄養法についての勉強、訪問看護、リハビリカンファレンスなどたくさんのことを学ばせていただき管理栄養士は食事の面から患者さんをサポートできるとてもやりがいのある仕事だと改めて感じることが出来ました。」

Q. 当院での臨地実習を通じてどのような管理栄養士になりたいと思いましたか?
「私が管理栄養士を目指したのが父の入院だったこともあり、病院で働く管理栄養士にとても興味がありました。」
「2週間という短い間でしたがみどり病院で臨地実習をさせていただき、実際に現場で働かれている管理栄養士の先生方を見て、私も将来は食事の面から患者さんのサポートができ、一人ひとりの患者さんに寄り添えるような管理栄養士になりたいと強く感じました。」

Q.臨地実習で印象に残っていることは?
「実際に病室を回り食事アンケートをとったことと模擬栄養指導をしたことです。食事アンケートでは聞きたいことが上手く患者さんに伝わらず、型にはまった聞き取りをするよりも日常会話のように問いかけるほうが伝わりやすいことを知りました。また、聞き取りに行く前に体力勝負だと聞いていましたが、実際に患者さんのところを回ってみてその通りだと改めて感じさせられました。」
「模擬栄養指導では減塩について指導をしましたが、事前に勉強もして、調べていたつもりでしたが、それ以上のことを質問され戸惑いました。この経験から指導をするにあたりより深いところまで調べ知識を定着させておかなければいけないと感じました。」

実習を終えて〜みどり病院管理栄養士の視点から〜

来てくれる実習生も緊張していると思いますが、臨地実習の期間は受け入れる側も身の引き締まる日々が続く、2週間となります。
当たり前のように行っている作業が当たり前ではなく、学生の質問や行動から学ぶことがたくさんあります。
日々の臨床業務の中で臨地実習を受け入れることは大変ですが、次回の臨地実習のときもお互いに学べる期間になればと思います。