今回は出雲から松江に移動し、2015年に国宝に指定された『松江城』とその周辺についてお散歩してみたいと思います。松江市は宍道湖と中海2つの湖に挟まれており、市街地にも多くの水路があるため『水の都』と呼ばれることもあります。
お城の周りの風景は春夏秋冬どの季節でも綺麗に観ることができるので、ぜひ一度観光してみてください。それでは・・・
Let’s Go!!
==国宝?松江城とは?==
日本にはお城が造られてから一度も壊れたり、燃えたりしていない『現存天守閣』のお城が12城あり、歴史上・芸術上の価値の高いものとして重要文化財となっています。そして、その中で特に優れたものが国宝と呼ばれており、日本に5城あります。
○姫路城(兵庫)○彦根城(滋賀)○松本城(長野)○松江城(島根)○犬山城(愛知)
一番身近にあるのは姫路城で世界遺産にも登録されている有名なお城ですね。高さも広さも姫路城はとても大きいので、姫路城を見てから松江城をみるとかなり小さい印象を持ってしまうかもしれませんが、お城の中の古風な雰囲気は負けていないと思います。
1611年に完成し、天守高は22.4m、5階建てになります。
中に入るとお城にまつわる資料や兜など様々な展示物がありますが、日本で唯一松江城だけ天守閣の中に井戸が残っています。これは戦になり篭城する時の備えとして作られたものだそうです。城内にあると少し暗くて不気味な感じですね。でも、落ちないようになっているのでご安心を・・・
お城がそこまで高くないので最上階まですぐに階段で上れますが、姫路城にくらべて急な階段が多く、狭い為登る際は気をつけてください。
==船でのんびりしませんか==
松江城の周りは水路で囲まれており、『堀川遊覧船』という10人くらい乗れる小さな船でお城の周りを水の上から遊覧することができます。
船の乗り場もお城周りに3ヶ所あるので、途中で乗り降りして観光することもできます。
しかし、1番初めは船頭さんの楽しいお話を聞きながら1周するのがおすすめです。1周約1時間ですが、あっという間に時間が過ぎてしまいます。色々な船頭さんによってお話の内容が全く違うので、何度乗っても飽きません。(私は今まで5回くらい乗りました)
冬には、こたつも搭載されるので、こたつに入りながらの船の遊覧も1度体験してみてください。
○注意
船で遊覧中に橋の高さが低く、船が通れない所が4ヵ所あります。
橋をくぐる前に屋根が収納され(上の写真の左上オレンジ部分)、頭を下げて屈まないといけないくらいかなり低くなります。けっこうドキドキします。
==さいごに==
お城の周りには他にも武家屋敷や怪談で有名な小泉八雲(Lafcadio Hearn)の記念館、旧日本銀行を改装したカラコロ工房など観光スポットが多数あるのでぜひ気になった方はるるぶ片手に松江を訪問してみてください。少し離れていますが、前回記事の出雲大社も一緒にまわる事ができます。
10月から神戸空港―出雲空港への飛行機も就航するので飛行機が大丈夫な方はこちらも便利ですよ。