暖かくなり、天気のいい日は、元気いっぱいに戸外遊びを楽しみます。
公園に出掛けることもあるのですが、行き帰りの道端に咲いている草花など興味のあるものを見つけると、
「せんせー、みて!」
と指差しして教えてくれます。
公園に着くと、好きな遊具へと一目散に走り出します。
すべり台やブランコ・追いかけっこなど身体をのびのびと動かすことが大好きな子どもたち。
好きな遊びを楽しんでいると、ちょうちょうが飛んできました。
Aちゃんが公園の中を飛んでる一匹のちょうちょうに気が付きました。
「あっ、ちょうちょ!」
と嬉しそうに教えてくれました。
公園の中を散策するとちょうちょうの他に、てんとう虫やアリ・タンポポなども発見しました。
Aちゃんはてんとう虫を実際に見たのが初めてだったのか、保育士の後ろの隠れていました。
そこへBちゃんが少しずつてんとう虫に近づくとAちゃんも一緒に近づき始めました。
てんとう虫の傍にしゃがむと、ジッと見入ったり、恐る恐る一瞬だけ触れたりもできました。
てんとう虫に
「かわいいね。」「おうち、どこやろ。」
と優しい言葉を掛け始めました。
てんとう虫の傍にいたアリがいなくなったことに気付き、
「アリさん、どこにいったんやろー。」
と周りを探すBちゃん。
少し離れた場所でアリを発見すると、
「どこにいってたんかな?」
「まいごになったんかな?」
とアリと会話する姿はほほえましく感じました。
公園から帰るときには、
「またね。」「げんきでね。」
と優しく声を掛け、手を振る姿が可愛らしかったです。
ある日、園庭で遊んでいるときに小さなクモを見つけたBちゃん。
触るのはちょっと怖いようで、保育士がスコップに入れてあげると嬉しそうに手に持ちジッと観察していました。
ところが急にクモがBちゃんに向かって飛んできました。
「わぁー」
と驚き大泣きするBちゃん。クモは飛ぶものだと気が付いたようです。
Cくんは、園庭の隅にいたアリの群れに
「みて!みて!いっぱい!」
と大興奮でした。
春の戸外には子どもたちが興味を持つ動植物がいっぱいです。
コロナの影響で限られた中での活動となりますが、こいのぼりのように元気いっぱいの子どもたちと一緒に楽しく、のびのびと1年間過ごせたらと思っています。