2023年度は、7月に理学療法士、11月に言語聴覚士、2人のスタッフが入職しました。今回は7月に入職したスタッフにインタビューさせて貰いました。
他病院で理学療法士として仕事をされていましたが、今までの仕事内容とは異なる事も多かったようで、入職当初はかなり戸惑いもみられていた様です。入職してから半年近く経ち、少しずつ慣れて来られた様に思います。慣れない期間の苦労、仕事のやりがい、これからの展望などについて聞いてみました。
①理学療法士(PT)5年目と伺っていますが、なぜPTになろうと思ったのですか?
私が理学療法士になろうと思ったきっかけは、資格を取る前に社会人として働き、日々の生活を送る中で健康や運動に関わる機会がとても多くあり、より専門的な知識や技術を得て活動がしたいと思い、理学療法士の資格を目指しました。
②みどり病院で働いてみて思うことはありますか? 以前働いていた病院との違いも含めて教えてください。
以前の職場では急性期を退院した後の、比較的状態のおちついた患者様のリハビリテーション業務に携わらせて頂きました。みどり病院では循環器疾患や急性期の全身状態が安定していない患者様のリハビリテーションを行いますので、急性期病棟や地域包括病棟でのリハビリテーションの介入や退院支援が初めてであり、不安がありました。
前職では長期間に渡ってそれぞれのPT・OT・STの専門職種が担当しリハビリテーションの進行に合わせて退院支援を実施していくため、ゆっくり相談し進めることができました。みどり病院では治療の状況や身体の状態によって退院が決まることが多く、リハビリテーションの介入も以前の職場と比べると短期間となっており、身体機能向上を図りながら同時に退院支援を進めていくことに難しさを感じています。
また、基本動作だけでなく、身の回りの動作も含め、1人で短期間に効率よく介入していく必要がある為、幅広い視野を持ち、考えて行動するように心がけています。リハビリテーション科のスタッフや他職種のスタッフの皆さんからも丁寧に教えて頂き、連携もしやすい環境です。まだまだ対応に難しさを感じることが多いですが、より円滑な退院支援ができるように他職種との連携を大事にこれからも頑張っていきたいと思います。
③みどり病院リハビリテーション科はどんな感じですか?良い点、悪い点など聞かせてください。
みどり病院のリハビリテーション科の良い点は皆さんが優しくコミュニケーションが取りやすいこと、報告や相談がしやすい環境であると思っています。少数精鋭ながらもチーム一丸となって皆が成長できる環境が整っていると感じます。今後は自分がリハビリテーション科の為にできることを考えて、成長できる環境を提案していきたいと考えています。
悪い点ではありませんが、みどり病院へ通勤するために車を使用していますが、朝の時間帯では車がとても混雑しやすく、以前よりも早めに起きる習慣が身に付きました。
④入職されて半年ほどになりますので、もう落ち着いておられると思うのですが、仕事以外の趣味や最近はまっていることなどありますか?ワークライフバランスはどのような感じか(仕事とプライベートの切り替えなど)を教えてください。
以前の職場では不定期な休日で、平日に外出をすることが多かったのですが、みどり病院のリハビリテーション科の勤務では週末や祝日に休日を頂けています。そのため、勉強会や学会の参加、家族や友人と会える時間も増え、仕事とプライベートの切り替えもしやすく過ごせるようになりました。
休日には散歩したりジムで運動したり、知り合いの整骨院やストレッチ等へ行き、自分の身体で体感し変化が感じられたものに関しては臨床の参考にしています。患者様によりよいリハビリテーションを提供していく為、まずは自身の健康や体調管理をしっかりと行い継続していきたいと考えています。
⑤今後、みどり病院のPTとしての将来像を教えてください。
自分が目指すPTの将来像として、理学療法士として専門的な知識や技術を更に高めていきたいと考えています。まずはみどり病院リハビリテーション科にて成功体験を積み、自信をつけ、私の提案するリハビリテーションを通じて患者様から必要とされるPTになりたいと考えています。
<最後に>
同じ理学療法士として働くとしても、病院が違えば仕事のすすめかたが大きく変わることがあります。入職以降、そのスピード感の違いに戸惑う姿も見てきましたが、話し合いをしたり一緒に考えたりすることで、少しずつ円滑に進められるようになってきました。今回のインタビューを通して、患者様によりよいリハビリテーションを提供するために、ご自身でも色々考えたり工夫してくれていることが伝わってきました。
みどり病院リハビリテーション科は、決して大人数の部署ではありませんが、そのぶん時間をかけて、まだ経験年数の浅い中途採用のスタッフにも丁寧な指導やアドバイスを行っていきたいと考えています。これからも、スタッフ全員で切磋琢磨しあいながら、「あなたの自分でできるを応援します」をスローガンに、一人一人の患者さんに向き合っていきます。