明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今日は、病院長の室生卓先生が代表世話人をされている循環器Physical Examination講習会(検査室メンバーが運営のお手伝いをしています)をご紹介させてください。
まず、Physical Examinationとは日本語に訳すと“身体所見”といい、視診、触診、聴診、打診などの非侵襲的な方法で患者さんの体の状態を観察し、情報収集することを言います。
循環器Physical Examination講習会は循環器の分野に特化した身体所見を学習、体感し、習得することのできる講習会です。
公式サイト:https://physicalexamination.jp/
毎年、講習会を開催するにあたり、Zoomなどを用いて各地の講師の先生方と次回開催のプログラム構成や症例検討を行う“講師合宿”と呼ばれる打ち合わせが存在します。
今回は、この秘密裏に行われている“講師合宿”の様子をお届けしたいと思います。
2023年10月某日、13時頃
みどり病院の会議室にて
Zoomに必要なPCや回線、心音を聞くためのラジオの準備などを行い、会議室の会場設営を行います。
(糖分補給のための飲み物やお菓子も準備万端です。)
今回の合宿はコロナの影響で実に4年ぶりの開催となりました。
合宿では、本番さながらの白熱した議論に加え、先生方の経験談や患者さんの話など、和やかな雰囲気も味わえる貴重な機会です。時折、議論がヒートアップしすぎて、難しい専門用語やマニアックな知識などがポンポンと飛び交い、理解が追い付かないこともありますがこれも合宿の醍醐味だと思っています。そして、まだまだ勉強不足だなと痛感します。
合宿で提示される選りすぐりの症例の中には、典型的な所見が揃った学びの多いものや、Physical Examinationのプロである講師の先生方をも悩ませるような判断の難しい症例など様々でとても勉強になります。
ただし、私を含め、みどり病院のスタッフたちは、会場設営だけでなく、合宿が始まってからも、会議室内での心音のチェックやZoomの配信状況の確認など仕事は沢山あり、なかなか大変です。
気が付けば、日は落ち時刻は午後6時を少しまわったところでした。
1日目はこれにて終了です。
2日目は早朝よりスタートです。
1日目に提示しきれなかった症例に加え、症例の振り返りを行い、本年度の講習会のテーマなどを決めていきます。
3月に予定している第21回講習会は、COVID-19が5類に移行されて初めての開催ということで、Web開催と若干名ではあるかと思いますが現地参加も募り、ハイブリッド開催を試みています。(感染状況により変更の可能性もありますが)リピーターの先生方は勿論、身体所見を勉強したいけれど何から手を付ければいいか悩んでいる先生にも是非参加していただき、Physical Examination尽くしの濃厚な2日間を体験していただければと思っております。
【第21回循環器Physical Examination講習会】
開催日:2024年3月23日(土)-24日(日)
受付開始予定日:2024年2月22日(木)正午
会場:Web開催&現地参加
公式サイト:https://physicalexamination.jp/