こんにちは。
子育てをしながら、臨床検査技師として、みどり病院で働いています。子供が乳幼児の頃に入職し、あっという間に年月が経ちました。みどり病院に入職するまでに応募した施設の多くは、子育て中の人材があまり歓迎されず、赤ちゃんのいる人はよく休むからちょっと・・・ね、と難色を示されることも多くあり、働きたいのに働く場を得られないもどかしさを経験したこともありました。
みどり病院では、子育てしながら働きたい人を積極的に採用していて、院内保育所も設置されており、預け先がないという問題も解決されるため安心して働くことができる環境が整えられています。子供の突然の発熱で休まなくてはいけない場合でも、安心して子供の看病ができたのは、幸せなことでしたし、自然と無理のないバランスで仕事をすることができたと感じています。
さて、現在の我が家では、子供も成長し思春期に入り、生意気な口をきくようになってきました。口をひらけば「うっせえ!くそばばあ」と言い、外(学校や部活)での出来事は話さなくなりました。寂しさもありますが、順調に成長している証と喜ぶ気持ちもあります。我が子でも自分以外の人間だから口を出しすぎてはいけないと考えています。子供のとんでもない言葉遣いは母親の私の耳に届くころには、自然と優しい表現に自動翻訳されるようです(母としての寛容さ?)。
例えば、「消えろ!」は「あっちに行ってほしい」ですし、「うっぜぇ!」は「かまわないでね」ですし、「ばばあ」は「お母さん」となるわけです。とんでもない言葉が出ているうちは、今日も我が子は元気なんだなと思いますし、外では場をわきまえた言葉遣いをしていると思います。子どもの元気な成長を感じ、少し肩の荷が下りた気持ちになりますね。学校のオープンスクール等で係や委員会の役割を果たしている姿を見ると、その立ち居振る舞いには感じるものがあります。
今思うに、現在まで子育てしながら仕事を続けることができたのは、みどり病院の仲間のサポートがあったからこそ。退勤予定時刻を過ぎるだろうと予想される業務は進んで交代してくれました。家庭のため定時に退勤する私を認め助けてくれていました。子供の病気や学校役員対応で急な休みを申請しても、職場の皆は嫌な顔せずに了解してくれました。
何より、子供がいて時間の制約がある私にも、制約のない他の職員と同じように仕事を与えてくれました。職場の仲間たちが温かく見守っていてくれたため、今まで仕事を継続することができ、心から感謝しています。また、過去には体がつらくてこれ以上できないと思う日もありましたが、辞めなくてよかったと本当に思います。
今後の私は、かつて自分がしてもらったようにサポートを提供する立場へと移り、子育て期や介護期を迎える職員を手助けしたいと考えています。みどり病院の中にある助け合い精神は、どの部署にもあるように感じられます。それぞれ家庭背景の異なる職員を受け入れる土壌が当たり前のように存在しています。
お互いを尊重し、まるで家族のように様々なことを分かち合い支え合う、みどり病院の助け合い精神をこれからも大切にしていきたいと思います。