早いものでもう5月。ちょっと季節外れになりましたが、グループホーム希の丘 の大きな行事の1つ、昨年のクリスマス会についてご紹介させていただきたいと思います。
第8回目となったクリスマス会が2023年12月22日に開催されました。
希の丘は大なり小なり毎月行事を行っていますが、年2回の大きな行事の“希の丘祭り”と“クリスマス会”は盛大な会になるようにスタッフ一同気合を入れて準備します。家族の皆様や地域の皆様をお招きして、演奏会や食事会、家族で過ごす楽しいひと時を皆さんに楽しんでいただいていました。
クリスマス会は、コロナ禍の前は家族の皆様も一緒に参加していただき、盛大に開催しておりましたが、コロナ禍となり、家族様を迎えることが難しくなったので、ここ数年は入居の皆さんと職員とでこじんまりと行ってきました。昨年よりコロナが5類となり世間では以前のように、皆さんで集まる機会が少しずつ増えているようですが、こちらは高齢の方の住まわれる施設なので、まだ慎重に…世間の波には乗れずにいます。
家族の方からは、そろそろ面会の時間を伸ばしても良いのでは?もう少し自由に会いに来たいです。母の喜寿をお祝いしたいのですが、外出できないですか?などとのお声が聞かれることがあります。まだ以前のように自由な暮らし、まではもう少し時間がかかりそうです。今後も行政の指示を仰ぎながら、徐々に家族の皆さんの期待に応えられる日を待つこととなっています。どうかご了承ください。
さて、今回のクリスマス会も入所の皆さんとデイサービスの皆さん、スタッフとでこじんまり?!開催されました。
今年は利用者さん扮する“希の丘合唱団”の合唱に合わせて、我が希の丘のリーダーたちがリコーダーで演奏をしました。リコーダーは普段のレクリエーションで時々演奏させていただいていますが、今回はクリスマス会、そして2重奏で6曲の演奏です。「きよしこのよる」「もろびとこぞりて」「荒城の月」「さくらさくら」「エーデルワイス」「故郷」の6曲を演奏し、演奏に合わせて合唱団の皆さんが歌ってくださいました。
普段からよくレクリエーションで演奏している曲は難なく弾くことができましたが、「もろびとこぞりて」は今回の難関でした。二夜漬け?で4人で勤務後に事務所で何度も繰り返して練習しました。そしてなんとか当日を迎え、いざ本番!となりましたが、ちょこちょこ間違えてしまいました。が、皆さん笑顔で聞いてくださり、そしてアンコールの演奏まで行うことができました。
演奏会は第1部の演目でした。そしてお待ちかねのお食事会!会場をさくらフロアからもみじフロアに移しての開催です。入場された利用者さんは“わ~”と目を輝かせてお席に着かれます。それはいつも過ごす場所がレストランのようにきれいに飾り付けられているから。テーブルクロスにクリスマスツリー。壁一面のクリスマス装飾。電気の傘にはキラキラのオーナメント☆彡そして何よりいい匂い!お席に着かれた皆さんに、もう少しだけ、食事を待っていただきながら、配膳を行いました。そして普段使わない小さなワイングラスにアセロラジュースをワインに見立てて注いでの「乾杯!!」皆さん笑顔でグラスを傾けて乾杯をされました。
前菜の3種盛り、カップのちらし寿司に、メインの牛肉にスープ。皆さんたくさん召し上がっていました。中には「いつもの肉と違うなぁ」とよく口が肥えている方の言葉にドキッとしてみたり…?(笑)とにかく美味しく豪華なお食事でした。
食事の後はお楽しみのプレゼント抽選会です。プレゼントは職員の采配でその方に合う物をチョイスしてお渡ししていますが、ゲームでのワクワク感を味わっていただくために、敢えて抽選会を行っています。楽しいひと時を味わっていただけたと思います。
開催まで、楽しみながらその日を迎えていただくように、クリスマスの飾りつけの製作から皆さんに関わっていただきました。まず、飾りつけ。壁画制作では模造紙にサンタとトナカイの絵を職員が描き、その上をちぎり絵にしていただきました。かわいく仕上がり、合唱団の演目の際に飾らせていただきました。
もう一つは画用紙を1.5センチに切り、ロール状に巻いてクリスマスツリーを作りました。フロアの電気の傘には、折り紙を星の形に折り、飾り付けをしました。そして主役の皆様は写真を見ていただくとおわかりのように、サンタクロースにコスプレされました。お揃いの衣装に、会の当日はお化粧もされました。皆さん、普段と様子がちがうので、嬉しいやら、恥ずかしいやら?そんな表情をされていました。
今回のクリスマスの規模は小さく、時間も少し短めではありましたが、入居の皆さんは年々お年を重ね、長時間での会では疲れてしまわれるので、ほどよい按排だったように思います。さて、今年、2024年のクリスマス会はどのように開催されるでしょうか?
新年度を迎えて、今年度も毎月季節に合わせた催しを行い、季節感を味わったり、昔を思い出すような出来事を通して認知症の進行を緩やかにできるように職員一同力を合わせて、利用者さんも巻き込みながら頑張っていきたいと思います。