検査室の役割として、如何に速く正確な結果を臨床側に伝えるかを目標に日々の検査に尽力しています。
検査対象が患者さま本人の場合、または患者さまから離れた血液などの検体のとき、時と場合に応じて臨機応変に対応する事で、お待ち頂く時間や検査に要する時間の短縮を目指しています。
例えば、胸痛で来院された場合に安静時心電図検査を行います。同時に血液検査で炎症反応や心筋の状態に反応する酵素(CK)の測定および心筋障害のマーカーであるトロポニンTなどの反応を確認します。
心電図検査や血液検査で異常がある場合には心臓超音波検査を行い局所的な心臓の壁運動異常の有無を調べます。心臓超音波検査で異常が指摘された場合には速やかに結果を臨床に報告し、カテーテル治療が必要と診断された場合は院内での治療へと進む事が可能です。
このように結果が早く分かることで、治療がよりスムーズに進む事となり病状の悪化を回避し、早期の改善に繋がる事を期待しています。
またあらゆる検査により将来的に重症となり得る病態の早期発見、提示をする事により、病状の悪化を未然に防ぐ事が出来るように院内外の勉強会に積極的に参加し、知識ならび技術の向上に努めています。
検査室一同、患者さま一人一人に笑顔になって頂くことが日々の仕事の糧であり遣り甲斐でもあります。
一人でも多くの患者さまを笑顔に出来る検査室を目指し尽力してまいります。